数十万円で買える激安中古車を見ると
「この激安中古車で問題ないのでは?」
「お買い得な激安中古車の見分け方を知りたい!」
などと気になるのではないでしょうか?
当然、激安中古車は何かしらの「わけあり品」でありますので、予備知識が何もないまま購入するのはとても危険です。
筆者は車好きが高じて整備士となり5000台以上の車を見てきました。
その経験から、「お金がない」「車にお金を掛けたくない」「少しの間乗れれば良い」など、考え方によっては激安中古車というネガティブな部分をメリットに変えることもできます。
一方で、どれだけ安かろうと素人が絶対に買ってはダメなNG中古車もあります。
この記事では初心者の人でも激安中古車購入の判断ができるように紹介していきます。
少しでも安く・お得に購入されたい方は必ず最後までチェックしてください。
大きな金額を節約できる中古車を見つけれられるチャンスです。
Contents
【整備士ならこう選ぶ】激安中古車の選び方!
冒頭でも簡単に触れたように、目的がはっきりとしていれば激安中古車という選択肢もありだと考えます。
例えば
- 「結婚前に好きな車に乗っておきたい」
- 「単身赴任で短期間車が必要になった」
- 「予算の都合上、高い車は買えない」
などの理由が考えられます。
激安中古車を選ぶ上でのポイントを抑えておけば、コスパの良い買い物ができますので参考にしていただければと思います。
整備士の知識と経験を活かした、是非とも狙いたい激安中古車は下記の3パターンとなります。
- 走行距離10万km〜20万kmの中古車
- 年式が10年〜20年落ちの中古車
- 質実剛健!タフな車種という選択
それぞれについて具体的に説明していきます。
激安車の選び方1:走行距離10万km〜20万kmの中古車
走行距離が10万kmの大台を超えてくると市場価値はガクンと落ちてきます。
日本の車業界では昔から車の寿命は10年、10万kmと言われてきました。
しかし、今現在市場に流通している中古車は性能自体が向上していることと、部品や油脂類の長寿命化が進んでいるため、メンテナンス次第では20万km越えも珍しくありません。
ただし昔からのイメージ(車の寿命は10年、10万km)と、距離数のインパクトから多走行車は敬遠されがちとなり、市場価値も急激に落ちてきます。
市場価値が落ちてくるという点をあえて狙うことで、お得に中古車を購入することができるのです。
コラム:10年、10万kmの定義
日本という限られた国土、2年に一度の車検制度、税制度の兼ね合いで車の寿命は短く考えられています。
海外では人気車種であれば10万kmはまだ新車なんて話もあるほどです。
激安車の選び方2:年式が10年〜20年落ちの中古車
走行距離の考え方と同様に、発売から10年を経過すると車の価値も落ちてきます。
より具体的に説明すると、「13年」を機に市場価値が下がってきます。
「環境にやさしい車に乗ろう」という考えの下、新車登録から13年経過している車には高い税制が課せられるようになりました。
新しい車より税金を多く払う必要が発生するため、世の中の流れとしては「10年〜20年落ちの中古車」は敬遠されてしまう年数となるのです。
ただし「車体価格を抑える」「短期間しか乗らない」という利点を生かすことで税金分も許容することができます。
参考までに下記の一覧表をご覧いただき、車体価格と税金とのバランスを比較してみてください。
【自動車税一覧】
排気量 | 13年未満 | 13年経過 |
---|---|---|
1,000cc未満 | 29,500円 | 34,000円 |
1,000以上~1,500cc | 34,500円 | 40,000円 |
1,500以上~2,000cc | 39,500円 | 45,500円 |
2,000以上~2,500cc | 45,000円 | 52,000円 |
2,500以上~3,000cc | 51,000円 | 59,000円 |
激安車の選び方3:質実剛健!タフな車種という選択
ここでいうタフな車というのは「壊れにくい車」の事を言います。
悪路などの未舗装路を走らせるために設計されている車などは頑丈であることに加え、メンテナンス性も考えられたシンプルな作りであることが魅力的です。
タフな車は4WD車に多く、20万km、30万km走っていても新車と見劣りしない走破性能は海外需要をみれば歴然です。
参考までに下記の一覧表をご覧ください。
【タフで需要のある車種一覧】
車種 | メーカー | 年式 | 走行距離 | 本体価格 |
---|---|---|---|---|
ランドクルーザー | トヨタ | 1998年 | 12.9万km | 69万円 |
ランドクルーザープラド | トヨタ | 2000年 | 12.3万km | 75万円 |
サファリ | ニッサン | 2000年 | 19.8万km | 90万円 |
パジェロ | ミツビシ | 2002年 | 13.9万km | 29.8万円 |
短期間しか乗らないなら車検付き中古車がお得!
「1~2年間だけ乗りたい」「単身赴任中だけ乗りたい」「結婚前にスポーツカーに乗りたい」など期間限定で所有することを初めから目的としているのであれば、車検付きの中古車がおすすめです。
車検付きであれば車検が切れるまでの期間が把握できますので、乗りつぶす気持ちで所有することができます。
例え故障が発生したとしても、軽微な故障であれば騙し騙し乗り続けるという選択肢を選べるのです。
大がかりな修理や、高額な部品交換が必要になったら手放すくらいの気持ちで購入しましょう。
続いては激安軽自動車を購入するにあたっての解説をしていきたいと思います。
コラム:30万円くらいの軽自動車はあり?
先程の「短期間しか乗らないなら車検付き中古車がお得!」と基本的な考え方は同じですが、初めから期間限定で購入を考えている方には激安の軽自動車もおすすめです。
特に街乗りがメインという方には激安軽自動車のメリットがとても大きいと言えます。
普通乗用車と比べて作りがシンプルな物も多く、例え故障したとしても安価に済んでしまうことがほとんどです。
日常の下駄として、「近所を走る程度」「遠出はしない」という方に是非ともおすすめです。
参考までに下記のような軽自動車はとてもお買得と言えます。
走行距離は8.7万kmと多めですが、「車検整備付き」「修復歴なし」「機関良好」「内外装ともに綺麗」でグー鑑定まで発行されています。
※グー鑑定・・・第三者機関であるプロの鑑定士が公正に中古車の状態を鑑定するサービスです。車の品質にとことんこだわりたい方におすすめです。
参考:グー鑑定|中古車の情報なら【グーネット】
続いては激安中古車の探し方を解説していきたいと思います。
激安中古車の探し方はネットで検索が基本
激安中古車の探し方はインターネットのグーネットやカーセンサーが使いやすくて便利です。
必要な項目を選択して検索するだけですので、PCがなくてもお手元のスマホで簡単に探し出すことができます。
グーネットの場合
まずは下記の情報から粗方の情報を絞り込みましょう。
- メーカーを選択
- お探しの車種を選択
- お探しの地域を選択
「本体価格」または「支払総額」を安い順に並べ替えることで激安中古車を絞り込むことができます。
カーセンサーの場合
グーネットと同様に下記の情報から粗方の情報を絞り込みましょう。
- メーカーを選択
- お探しの車種を選択
- お探しの地域を選択
こちらもグーネットと同様に「本体価格」または「支払総額」を安い順に並べ替えましょう。
このように簡単に検索することができますので、激安中古車情報をいち早くキャッチしていきましょう。
ここからは整備士である筆者が選ぶ、「おすすめの中古車」をご紹介していきたいと思います。
【事例】整備士の私ならこの中古車を注目する
当然、最終的な判断は実車を見てからとなりますが、インターネットに掲載している情報のみで「おすすめ激安中古車」を厳選して紹介していきたいと思います。
事例1:マツダ/CX-5
おすすめしたい激安中古車の1台目は大人気SUVのCX-5となります。
年式も発売から7年と比較的新しく、走行距離も5.7万kmと年式から見ると少な目な距離数だと言えます。
「修復歴なし」であることはもちろん、車検付きのためすぐにでも乗り出せる状態です。
装備品も「HDDナビ」「オートクルーズコントロール」「横滑り安全装置」などの安全装備も兼ね備えて、総支払額が約100万円は非常に魅力的です。
事例2:トヨタヴィッツ
こちらの車は免許を取り立ての方から日常の通勤車両としても使いやすい、トヨタのヴィッツをご紹介いたします。
年式は2013年と比較的新しく、走行距離も5.3kmと申し分ない低走行車となっています。
注目すべきは「フル装備」「修復歴なし」でグー鑑定書付きの安心・安全車両となっています。
これで乗り出し価格50万円以下は掘り出し物だと言えるでしょう。
事例で簡単に触れましたが、「鑑定書付きの中古車は本当に信用して良いのか?」をご説明していきましょう。
コラム:グー鑑定・カーセンサー認定って信頼できる?
安心して中古車を購入してもらうために、中古車探しの「グーネット」や「カーセンサー」では第三者機関による中古車の鑑定を行っています。
どちらも厳しい検査項目を専門の認定鑑定士が1台1台車両チェックを行います。
グーネットは「JAAA(日本自動車鑑定協会)」、カーセンサーは「オークネット(AIS)」という外部機関が平等・公平な審査を行ってくれますので、認定を受けた中古車はとても信頼できる車両だと言えます。
グー鑑定、カーセンサー認定どちらも消費者の不安感や不信感を払拭するための鑑定機関ですので、安心や信頼を担保されているといっても過言ではありません。
「中古車の品質が気になる」「第三者目線で適正に審査して欲しい」という方には認定を受けた中古車の購入をおすすめします。
ここからは「絶対に買ってはいけない中古車」の見分け方を解説していきたいと思います。
絶対に手を出してはいけない!大丈夫じゃない中古車
どんなに安くても、素人が手を出してはいけない中古車というものが存在します。
判断材料として大きく分けて5項目ありますので、下記の情報を参考に中古車選びを進めていきましょう。
- 修復歴ありの中古車
- 水没した中古車
- サビて腐食している中古車
- 動作不良・不調の予兆が確認できる中古車
- ビンテージカーなどのレア車
順に解説していきます。
NG中古車1:①修復歴ありの中古車
中古車市場では事故などでフレームが損傷したり、フレーム部分に関わる部品を交換した場合には「修復歴あり」との表示が義務付けられています。
板金屋で元通りに復元されていれば走行に支障はありませんが、見えない部分だからと修理をしないまま放置してしまう悪質な業者も存在します。
例えばフレームが曲がったままの状態ですとまっすぐ走行しないなどの不具合が発生してしまうので、初めから「修復歴あり」の車は避けておくことが無難だと言えます。
修復歴ありの中古車を見分ける方法
一番簡単な方法は車両情報に「修復歴の有無」を確認しましょう。
中古車販売店は修復歴の表示が義務付けられていますので、修復歴があれば「あり」なければ「なし」とはっきり明示する必要があります。
ただし不正に対しては素人が見分けるのは難しいと言えますので、第三者機関(グーネットやカーセンサー)の鑑定書付きであれば安心して中古車を選ぶことができます。
NG中古車2:水没した中古車
台風やゲリラ豪雨の影響で水没してしまう車をニュースで見かけることがありますが、これら「水没車」の見た目だけを綺麗に修理して販売する悪質な業者がいますので注意しましょう。
車は水没してしまうとエンジンに不具合が発生するだけでなく、金属を使用している各部のパーツの錆びが発生してしまいます。
特に沿岸部で水没した車の場合、海水の影響で腐食の進行が早まっている可能性がありますので絶対に購入してはいけません。
用語解説:水没車
室内のフロア以上に浸水してしまった車のこと。
または浸水の形跡が複数確認できる車のことを言います。
水没車の中古車を見分ける方法
見た目を綺麗に修復されてしまっては素人目では判断つきづらいのですが、相場価格より明らかに安い車は注意が必要です。
何かしらのわけあり品の可能性が高いので「なぜ安いのか?」を必ず販売店に確認しましょう。
さらに自分自身の目でも確認しておく必要がありますので、下記の項目を参考に実車確認も忘れずに行いましょう。
【水没車チェック項目】
サビ・腐食 | ボディーや室内にサビや腐食がないこと。 |
---|---|
泥汚れ・カビ・シミ | シート、室内の各部に泥汚れやカビが発生していないこと。 |
匂い | カビや雑巾のような異臭がしないこと。 |
ヘッドライト、テールレンズの曇り | 灯火類の内側に水滴や曇りがないこと。 |
NG中古車3:サビて腐食している中古車
沿岸部や凍結防止剤を散布している地域では、車の下廻りを中心にサビの腐食が気になります。
マフラーに腐食の進行があれば時間の経過とともに「穴あき」の可能性があり、排気漏れを起こして車検にも通らない事態になってしまいます。
マフラー交換にも高額な部品代と工賃が発生してしまうので、中古車の使用エリアが気になる方は下廻りの確認を確実にしておきましょう。
NG中古車4:動作不良・不調の予兆が確認できる中古車
「エンジンの回転が不安定」「エンジンチェックランプが点灯している」「車の各部から異音がする」など初めから不具合が確認できる中古車は手を出さない方がベターです。
不具合が出たまま販売している中古車はよっぽどの「わけあり品」であることと、購入後のメンテナンス費用などに泣かされる可能性があります。
中には不具合箇所が分からないまま放置しているケースもありますので注意しましょう。
不良・不調1:異音関係
不調を確認する手段として異音の確認は簡単にできますので、忘れずにチェックしておきましょう。
エンジン始動時、走行中、制動中(ブレーキ)に車の各部からおかしな音が発生していないか耳を澄ましてみましょう。
簡単にですが下記に異音の特徴を種類別にご紹介します。
【各種異音一覧】
キュルキュル | ベルト類の摩耗、緩み。エンジン始動時、エアコンON時にファンベルト、エアコンベルトから発生。 |
---|---|
ゴーゴー | ハブベアリングの摩耗。制動中(ブレーキ)にタイヤ周辺から発生。 |
キーキー | ブレーキパッドの摩耗。制動中(ブレーキ)にタイヤ周辺から発生。 |
ボーボー、ボボボ | マフラーの穴あき。 |
※ハブベアリング・・・ホイールと車体を接続している部品。
不良・不調2:電気系統のトラブル
購入直後にバッテリーが上がってしまったり、ヘッドライトが切れたりと電装系の故障は突然発生します。
購入前にバッテリーの電圧が正常であるか、計器類、灯火類に球切れがないか確認しておきましょう。
意外と見落としがちなのがキレーレスの電池切れです。
車から離れてもキーのロックと解除が確実にできるか確認しましょう。
※バッテリーの電圧・・・エンジン停止時は12V、アイドリング時は14V程度に上昇します。エンジンを始動しても12V前後であれば、オルタネーター(発電機)が故障している可能性があります。
不良・不調3:エアコンが効かない
古い車や輸入車に多いのがエアコンのトラブルです。
エアコンガスが抜けていたり、エアコンのコンプレッサーの故障などで「夏場にエアコンが効かない」などの不調を訴える方が少なくありません。
購入後にエアコンの修理となると高額な修理費用が発生します。
購入前にエアコンが効くかどうか確認しておきましょう。
NG中古車5:ビンテージカーなどのレア車
こちらは番外編となりますが、古すぎるビンテージカーは素人が絶対に手を出してはいけない代物です。
お金に余裕があり、専門店にすべてお任せするという方は別ですが、「故障の多さ」「部品の在庫数」を考えると、日常の足としてはふさわしくありません。
お金と時間に余裕がない人は、激安車でも購入を見送りましょう。
続いては整備士目線で「絶対に選ばない中古車」を紹介したいと思います。
事例:整備士の私なら絶対に選ばない中古車
どんなに安くても、「買うべきではない車」が世の中には存在します。
日常の足として中古車選びを行う方が多いと思いますので、「一般の方は手を出すべきではない車」と「整備士泣かせな車」にフォーカスしてご紹介していきたいと思います。
事例1:シボレー/アストロなどの古い外車(特にアメ車)
素人が絶対に手を出すべきでないのが、古い外車(特にアメ車)です。
こちらの車両は登録から20年近く経過していることと、「走行距離が不明」「カスタムカー」「壊れやすいアメ車」であることから敬遠すべき中古車です。
特にカスタムカーは前オーナーがどこまで手を加えているか把握しづらく、予期せぬ故障(電装系の不具合、部品の故障など)が発生したりします。
排気量も4,300ccと維持費の面でも重くのしかかってきますので、「どうしても乗りたい!」という人以外は避けましょう。
事例2:スバルヴィヴィオ(玄人向けの車)
こちらも玄人向けで手を出すと後々大変そうな中古車です。
走行距離が「改ざん車」で不明であること、登録から25年経過していることを考えると、軽自動車の限界に近い車両と言えます。
「修復歴あり」という部分もカスタムカーであること考えると、「大きな事故なのでは?」と想像してしまいます。
素人が手を出すにはリスクが大きすぎる中古車と言えるでしょう。
ここからは、安心して中古車選びを任せることができる販売店選びを解説していきます。
お店選びは慎重に!優良中古車店の見極め方
安心して激安中古車を購入するには、「優良店」であることが必要不可欠になってきます。
激安中古車だからと手を抜いた整備をしていたり、不正行為を隠して販売するなどの悪質中古車販売店は絶対に避けましょう。
安い車でも安心して購入することができる販売店かどうかを見極める必要がありますので、下記にある3つのポイントを参考に中古車選びを進めていきましょう。
選び方1:親切丁寧な接客であること
激安中古車である以上、ネックになってくる部分は少なからずあるはずです。
悪いことから話せる販売員や、質問に対して包み隠さず話してくれる販売店は安心感があると言えます。
激安中古車だからと言って愛想がない対応をしたり、質問に対してうやむやな対応をするような販売店は絶対に避けましょう。
信頼関係は「コミュニケーション」がカギとなりますので、「正直」「誠実」「親切」というキーワードが当てはまるかチェックしておきましょう。
選び方2:あなたに最適な車選びをしてくれること
販売店の利益ばかり優先した接客態度は当然良いとは言えません。
「どのような使い方をするのか」「何人で使用するのか」「使用期間」など、お客のニーズを引き出せる販売員であるかが重要なポイントになってきます。
予算オーバーな高い車を勧めてきたり、不必要なオプションや保証サービスを勧めてくるような販売店は信頼できないので避けましょう。
選び方3:購入後のアフターフォローが手厚いこと
激安中古車とは言え高額な買い物であることには変わりません。
購入価格で接客態度を変えてしまうような販売員であれば購入後のアフターフォローも期待できません。
売ったら売りっぱなしであったり、購入後の保証を怠るような販売店とは長い付き合いが難しいと考えます。
気軽に相談することができるアットホームな販売店を選びましょう。
信頼できない販売店は中古車販売店に限らず共通点があります。
続いては購入してはいけない販売店の特徴をご紹介いたします。
コラム:信頼がおけない中古車店の購入も避けよう!3個のチェックポイント
シンプルに優良店の正反対の考え方をイメージしていただければ分かりやすいかと思いますが、信頼できない販売店からは絶対に車を買わないようにしましょう。
激安車とはいえ、数十万円は支払うことになりますし、ハズレ車両をつかまされてしまっては後々高額な修理費(下手したら廃車)に泣かされてしまうことになります。
チェックポイントはいたってシンプルですので参考にしていただければと思います。
NG店の特徴1:利益優先の営業スタイル
顧客のニーズを無視した接客スタイルは論外と言えるでしょう。
望んでもいない高級車や、相場を大幅に上回るような車を勧めてくる販売店は信用きでませんし、そのようなお店は長続きしません。
中古車のメリットだけではなく、デメリットも包み隠さず話してくれる販売店を選びましょう。
NG店の特徴2:整理整頓ができていない
店内、トイレ、整備工場内の整理整頓が行き届いているお店は車の扱いも丁寧であることが期待できます。
反面、店内が乱雑であったり、工場内が汚いようでは安心して車を預けることができません。
販売している車の状態も整備不十分である可能性がありますので、整理整頓を日頃から心がけているお店を選びましょう。
NG店の特徴3:アフターサービスを重要視していない
「売ったら売りっぱなし」は車業界に限らずいただけない営業スタイルと言えます。
中古車販売店もサービス業である以上、顧客満足度向上のためのアフターサービスに力を入れていないお店は選ぶべきではありません。
保証が手厚いこと、販売後のケアを欠かさないお店選びを心がけましょう。
続いては中古車販売サイト独自の保証サービスをご紹介します。
コラム:グー保証やカーセンサーアフター保証はおすすめ?
中古車販売店では保証がなかったり、保証期間が短いなど不測の事態に対応しきれないケースがあります。
その際、中古車販売店独自の保証制度とは別に、「グー保証」や「カーセンサーアフター保証」など中古車販売サイトの保証制度も安心を得るためには注目すべきポイントです。
ご自身にとってのメリットとデメリットを勘案し、必要に応じて加入しておきましょう。
グー保証のメリット・デメリット
グー保証とは中古車専門の保証制度で、予期せぬ故障やトラブルにも対応してくれるサービスとなっております。
全国各地に約5,000店の加盟店がありますので、旅先や出張中のトラブルにも迅速に対応してくれます。
メリット
- 最長3年、走行距離無制限の保証内容。
- 保証対象部品が330点以上と業界トップクラスの水準。
デメリット
- 年式が古い場合、加入期間が短くなる。
カーセンサーアフター保証のメリット・デメリット
カーセンサー独自の中古車専用保証サービスで、加入条件に「カーセンサー認定(車両品質評価書)」と「法定点検記録簿」が必要になることから、中古車に対して不安感がある方におすすめです。
メリット
- 24時間365日対応のロードサービス。
- 提携している全国の販売店で修理が可能。
デメリット
- 純正品が保証対象となるので、社外のナビやオーディオなどは保証対象外となる。
- 交換部品は基本的にリサイクル品(中古)であること。
参考:カーセンサーアフター保証とは? | カーセンサーnet
続いては「激安中古車が不安でしょうがない」という方にアドバイスです。
激安中古車の購入に自身が無くなってきた方におすすめの選び方
激安中古車の見極め方を解説してきましたが、「それでもやっぱり難しい!」と思っている方は、すべて中古車選びの専門家にお任せしてしまうことをおすすめします。
自分の足で中古車選びを行うより少しお金が掛かってしまうかもしれませんが、「安心を買う」という意味では損はないと考えます。
あまり選択肢を多くしてもさらに迷ってしまうかと思いますので、2つのポイントに絞りましたのでご覧ください。
おすすめ1:修復車がなく保証が付く「ガリバー」がおすすめ
全国に約550店舗展開している中古車業界大手のガリバーであれば、修復歴車を扱っていないことはもちろん、最長10年の充実した保証サービス(有償オプション)を受けることができます。
「走る・曲がる・止まる」という車を運転する上で欠かせない重要な部品に関しては、走行距離無制限で保証してくれるという手厚いサービスも見逃せません。
また、国産車であれば100日、輸入車であれば30日以内であれば返品可能という嬉しいサービスもありますので、中古車購入に不安のある方に是非おすすめです。
おすすめ2:品質を最優先にしているディーラー系中古車販売店がおすすめ
主に新車販売店であるディーラー系の中古車販売店であれば、厳しい認定基準をクリアした高品車両を購入することができます。
ディーラーは展示車や試乗車といった、いわゆる「新古車」を多く抱えていますので、新車と変わらないような状態の中古車を多く取り揃えています。
「高年式の中古車が欲しい」「ワンオーナー車が欲しい」という方はディーラー系の中古車販売店がおすすめとなります。
下記にメーカー別のWebサイトを掲載しておりますので参考にしてみてください。
トヨタU-car
トヨタ系の車種を中心に全国2,000店舗で中古車販売を展開しております。
購入後は1年間走行距離無制限のロングラン保証を受けることができます。
故障の際は全国約5,000ヵ所のトヨタテクノショップでの修理を受けることができる便利なサービスとなっています。
日産認定中古車
全車種プロの検査員が評価した安心の高品質車両を取り揃えています。
走行距離無制限の1年間保証付きで、購入後も安心して乗ることができます。
「プレミアム認定中古車」という厳選されたハイクオリティの中古車もラインナップしており、こちらは2年間の無料保証付きとなっています。
NISSAN 認定中古車|認定中古車|日産公式中古車検索サイト
ホンダオートテラス
すべての車両に最大1年間の走行距離無制限の保証が付きます。
必要に応じて3ヵ月無料の保証プラン「ホッと保証ライト」をお選びいただけます。
さらにワンランク上の高品質中古車をお求めの場合は、「5STARSセレクション」という厳しい審査基準をクリアした中古車がおすすめです。
Honda(ホンダ)の中古車を買うならホンダオートテラス【Honda認定中古車検索サイト】
U’s STATION Mobility
スズキ代理店の1級査定士が厳正に審査した認定中古車をラインナップしており、1年間の無料保証が付帯しております。
さらに厳しい基準を設けた「スズキプレミアム認定中古車」は、安心の3年保証付きとなっている特別仕様の中古車となっています。
【スズキ公式中古車検索サイト】U’s STATION Mobility
まとめ
今回の記事では「激安中古車」に注目して特集しました。
何かと不安要素の大きい中古車であることに加え、「激安車」ですので不安はさらに大きいかと思います。
しかし、的を得た車選びや、信頼のおける販売店選びを行うことでその不安も払拭することができるのです。
中古車市場に多く流通している車に限りますが、余程ハズレの車を選ばない限り、購入当日に廃車ということはごく稀です。
「短期間だけ乗る」「週末しか乗らない」などオーナー次第では激安車も十分「買い」な車になってきますので、ご自身の求めるニーズと照らし合わせて激安中古車の購入を検討してみましょう。
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