中古車探しで
「安くて状態のいい中古車探しのコツを知りたい」
「質がいい中古車探し方のおすすめの方法を教えて欲しい」
「中古車の良し悪しはどこで判断するの?」
と悩まれている方は多いのではないでしょうか。
筆者も整備士時代の経験を活かして何十回と中古車探しのお手伝いしてきましたが、買い方だけでも様々な手段があります。
一口に中古車探しといっても、
- 街の中古車販売店で購入する
- ディーラーで購入する
- 中古車買取専門店で購入する
- 個人売買で購入する
といったように買い方は様々で、初心者の方は中古車探しのスタートラインでつまずいてしまうことがあります。
購入場所によって価格や品質、保証に大きな差が出てしまうためです。
もし、自分のニーズやライフスタイルに合わない中古車探しを進めてしまうと、
- 「購入後に維持費が高くて生活が苦しい」
- 「車が大きすぎて使いづらい」
- 「狭すぎて家族が全員が乗れない」
など、購入後に後悔してしまう状況が想定されます。
筆者の友人は維持費の高い外車を営業にそそのかされて購入してしまい、故障続きのお金の掛かる日々を送ってしまいました。
このような失敗を未然に防ぐためにも、ご自身に合った最適な1台を探し出す方法を今回の記事で詳しく解説していきたいと思います。
初心者でもできる中古車の探し方を紹介しますので「安くて良い中古車が欲しい!」という方は必ず最後まで一読してください。
Contents
【ひと目で分かる】中古車の探し方は全部で9個
中古車探しの初心者の方は、以下の一覧表にある「提案してもらう」という方法で中古車探しを進めていきましょう。
【中古車の探し方一覧表】
中古車の探し方 | ネットで探す | 店舗で探す |
---|---|---|
提案してもらう 【初心者におすすめ】 | ①中古車提案サービス ⇒豊富な在庫量ときめ細やかな対応力が魅力的なサービスです。車に詳しくない初心者の方は中古車選びのプロが心強いパートナーとなります。 | ⑤地元の中古車販売店 ⇒地域密着型で不意のトラブルにも迅速に対応してもらえる。地域に根付いていることで得られる安心感も大きい。 |
⑥地元のディーラー ⇒メーカーに強いこだわりがある方におすすめ。メーカーに特化した技術力、きめ細やかなサービスがディーラーの強みです。 | ||
自分で探す 【車種名がわかる方におすすめ】 | ②ディーラーの在庫検索サイト ⇒新古車を中心に、メーカーに特化したラインナップが大きなメリットと言えます。最新の技術と手厚いアフターサービスが安心感を高めます。 | ⑦地元の中古車販売店 ⇒地域密着型で不意のトラブルにも迅速に対応してもらえる。地域に根付いていることで得られる安心感も大きい。 |
③中古車検索サイト ⇒欲しい中古車にこだわりの条件がある方は、細かな検索機能が充実した中古車検索サイトがおすすめです。 | ⑧地元のディーラー ⇒メーカーに強いこだわりがある方におすすめ。メーカーに特化した技術力、きめ細やかなサービスがディーラーの強みです。 | |
④個人間取引 ⇒オークションサイトなどを中心とした個人間取引であれば、相場より大幅に安く購入することが可能となります。車の目利きからメンテナンスまで自分でこなせる上級者向けの買い方です。 | ⑨業者オークション ⇒販売店のマージンが少ない分、相場より割安に購入できます。ただし、実車を見れなかったり、保証が充実していない点が玄人向きの探し方になります |
一覧表の通り、中古車探しといっても細分化すると9パターンに振り分けることができます。
- 「初めて中古車探しをする方」
- 「車に詳しくない方」
- 「一人で中古車探しをするのは不安な方」
などは、「提案してもらう」を軸に進めていきましょう。
自分で希望のボディータイプや車種名が分かる方は自分で探すことも十分可能です。
おすすめの選び方は
- 価格・品質の両方をお得に買いたい方:中古車提案サービスの利用がおすすめ
- 自分で希望を伝えられる方:中古車在庫検索の利用がおすすめ
- とにかく失敗したくない方:ディーラーの認定中古車がおすすめ
となります。
それぞれの特徴について紹介していきます。
初めての中古車探しなら中古車提案サービスが安心でおすすめ!
中古車提案サービスはガリバーなどの全国展開している中古車販売店が電話で好みを伝え、おすすめの中古車を提案してもらえるサービスです。
全国の中古車の中からおすすめを探し、後日に最寄りの店舗や自宅で提案を受けられます。
実店舗があるため利用者も安心して利用できるでしょう。
特に専門スタッフが希望を引き出してもらえるため、車に詳しくなくても希望にピッタリの中古車を提案してもらえる点が特徴です。
当然、予算オーバーなど不必要な提案はしてきませんし、ご希望に合うまで親身に対応してくれますので、中古車探しに自信のない方でも安心して利用できる魅力的なサービスと言えます。
今回は筆者が自動車業界で働いていた経験と知識を元に、知名度や販売実績のあるサービスを中心に3つご紹介していきたいと思います。
ガリバー
初めて中古車探しを行う方でも、一度はガリバーの看板を目にしたことがあるのではないでしょうか?
中古車業界最大のガリバーであれば、初めての中古車探しでも安心してお任せすることができます。
中古車の在庫数も業界トップクラスで、年間買取り台数は10万台にも及び、1日にすると500台のペースで入庫していますので、すぐにお目当ての中古車を見つけ出すことができるのです。
契約後も安心の最長10年の保証サービス(有償)や、車の返品サービスも行っていますので、不測の事態にも万全の保証体制となっています。
- 「欲しい車が決まっていない方」
- 「希望条件にこだわりが多い人」
- 「アフターフォローにもこだわりたい」
こんな方々にこそ、ガリバーをおすすめしたいと思います
ズバット車販売
ガリバーと提携しているズバット車販売は、欲しい中古車の条件を専用のWebサイトに入力して送信するだけで車探しができてしまいます。
最短数分で担当者から折り返しのご連絡がきますので、すぐに車が欲しいという方におすすめなサービスとなっています。
普段市場ではお目に掛かることのできない、良質でお買い得な非公開車両に出会える可能性がありますので、
- 「初めての中古車探しの方」
- 「相場より安く中古車を購入したい方」
という方は必見です。
また、ガリバー同様に最長10年の保証サービス(有償)や、車の返品サービスを利用できる点も逃せません。
クルマコネクト
クルマコネクトは中古車業界大手のガリバーが運営する、独自のチャットツールを使用した中古車購入のオンラインサービスとなります。
最新のAIロボットとアドバイザーが車に関わる悩みを解決してくれる画期的なサービスとなっていますので、分からないことがあればチャット感覚で気軽に相談することができます。
これまでの中古車探しとは一線を画したサービスですので、新しい中古車探しの方法として若い世代を中心に利用されています。
また、ガリバーが運営していることでの大きなメリットとして、保証サービスがガリバー同様に手厚いという点が非常に魅力的です。
続いては、中古車提案サービスの保証内容について掘り下げて解説していきたいと思います。
中古車提案サービスの保証
初心者の方は特に気にしておきたい、保証サービスについてご説明していきたいと思います。
今回はガリバーに大きく関係のある3社をご紹介しましたので、ガリバーの保証内容を中心にご説明したいと思います。
世の中には個人で経営する中古車販売店を含め、様々な中古車販売店が存在します。
販売店の数だけ保証内容も変わってきますので、初めての中古車探しであれば知名度のある販売店での購入がアフターサービスを含めて安心できる判断材料となります。
店舗によっては初めから車両本体価格に保証費用を含んでいるケースや、保証をオプションとして販売価格を抑えている販売店などもありますので、購入前に保証制度がどのように運用されているか、どんな内容であるか確認しておきましょう。
【ガリバーの保証対象基準】※国産車の場合
保証名 | 車両区分 | 対象車種の基準 |
---|---|---|
あんしん10年保証ワイド/あんしん10年保証 | 普通車 | 初年度登録後7年未満、走行距離7万km以下 |
軽自動車 | 初年度登録後6年未満、走行距離6万km以下 | |
あんしん1年保証 | 普通車 | 初年度登録後10年未満、走行距離10万km以下 |
軽自動車 | ||
あんぜん6ヶ月保証 | 普通車 | 初年度登録後15年未満、走行距離15万km以下 |
軽自動車 | ||
あんぜん3ヶ月保証 | 普通車 | 年式無制限、走行距離20万km以下 |
軽自動車 |
ガリバーの中古車保証サービスは、エンジン、ブレーキ、ステアリングホイールなど、車の「走る、曲がる、止まる」といった重要な部品はもちろん、エアコン、カーオーディオ、ナビゲーションなどの車内装備品も対象となっています。
整備士時代に何千台と整備してきた筆者からすると、ずばり保証は
- 「6ヶ月以上・走行距離無制限」
が理想的と言えます。
どんなに良質な中古車といえども、中古である以上はいつ、どのタイミングで部品が壊れるか分かりません。
納車後の初期不良をカバーする意味でも、中古車の保証期間は「6ヶ月以上・走行距離無制限」で検討しましょう。
続いては、中古車検索サイトを利用しての中古車探しをご紹介します。
車種や走行距離など、こだわりがある人は中古車検索サイトがおすすめ!
- 「すでに欲しい車が決まっている」
- 「地域を絞って車選びをしたい」
- 「トヨタ車にこだわりたい」
などなど、こだわりたいキーワードが少しでもある方は中古車検索サイトの検索機能が大変便利です。
全国各地の中古車販売店の中から、車種、年式、走行距離、ボディーカラーなど、条件を細かく絞り込むことができますので、効率よく欲しい車を探すことができます。
下記にご紹介する中古車検索サイトはどれも知名度、実績ともに定評のあるサイトとなりますので、ご自身の使いやすいものを選んで活用しましょう。
カーセンサー
中古車検索サイト最大手のカーセンサーは、お目当ての中古車を探しやすい検索機能と車に関する豊富な情報力に定評があります。
日本最大級の中古車情報誌として、1984年の創刊から「簡単に比較・検討」のできる雑誌として長年愛され続けておりますので、中古車探しで迷ったらカーセンサーといっても過言ではありません。
大手企業のリクルートが運営していることも不安を安心に変える大きなポイントと言えます。
グーネット
グーネットは中古車登録台数が豊富で、「見やすさ」「検索しやすさ」に定評のある中古車情報サイトです。
カーセンサーと同様に雑誌形式とスタートし、今ではインターネットを通じていつでもどこでもスマホ一つで簡単に検索できる便利なサイトとなりました。
グーネット独自の「あんしん、まる見え」のID車両であれば、車両の状態が客観的に判断できるので安心して購入することができます。
購入後のアフターフォローも万全の体制となっていますので、初心者の方でも安心して購入することができます。
車選び.com
車選び.comは中古車の販売だけでなく、車に関する総合的な情報力が豊富なサイトです。
ヤフオクやヤフーショッピングと連携したインターネット専業媒体として、コストパフォーマンスに優れた車両の提供に定評があります。
全車両に動画アップロード機能がついており、車両の状態を判断する上での情報量は中古車情報サイトNo.1と言えます。
膨大な情報量と在庫量を駆使して、あなたにぴったりの車を探してみましょう。
分からないことがあれば「オンラインコンシュルジュ」の無料相談を受けることができます。
無料メール相談であれば24時間365日受付可能ですので、忙しい方でも利用可能となっています。
中古車検索サイトの保証
中古車検索サイトは中古車を探すだけでなく、独自に提供する保証サービスも実は存在するのです。
第三者機関が厳正に審査した認定中古車や、カーセンサーやグーネットに加盟している販売店での有料オプションによる手厚いアフターサービスも受けることができます。
今回は業界最大手のカーセンサーとグーネットの保証サービスについてご紹介したいと思います。
カーセンサー(カーセンサーアフター保証)
保証対象部品は237項目と、グーネットやメーカー保証と比較してしまうと少なく感じますが、故障の発生率の高い電装部品、エンジン、トランスミッションなどを対象にしていますので、万全を期した保証内容となっています。
魅力的なサービスとしては、24時間365日対応しているロードサービスが予期せぬトラブルのときも安心です。
保証に加入する際、「カーセンサー認定」「法定点検記録簿」の2点が必要になりますので、メンテナンスの行き届いた良質な中古車のみに限られたサービスとなります。
グーネット(グー保証)
グー保証の対象部品は、330項目以上と業界最多水準となっています。
特に故障リスクの高い電装系から、トランスミッション、エンジン廻りなどの大きな故障などにもしっかりと保証している点がグー保証の強みと言えます。
仮にトラブルが起きた際は、24時間365日対応のオペレーターサービスや、旅行先でも安心の宿泊費用の保証まであります。
当然、対象部品が主因となる故障の場合は無料にて修理対応となりますので、安心したカーライフを送りたい方に必見です。
参考:グー保証
次に、メーカーに特化した中古車選びをご紹介したいと思います。
高品質で充実したサービスをご希望の方はディーラーの認定中古車がおすすめ
- 「新車は買えないけど高年式の中古車を買いたい」
- 「長く乗りたいので新しい中古車が欲しい」
このように考えている方は、ディーラー系の中古車販売店をおすすめしたいと思います。
新車販売のイメージが強いディーラーですが、展示車や試乗車など、「低走行」で「高品質」な中古車を多く取り揃えているという魅力があります。
新車からの保証継承などアフターフォローの面でも手厚く、ディーラー独自の認定中古車として厳しい検査基準をクリアしたものが中古車として販売されています。
車に詳しくない方でも安心して購入することができますので、「安心を買う」という意向が強ければディーラー系の中古車販売店で中古車探しを行いましょう。
トヨタの認定中古車
高品質でリセールバリューの高さが魅力的なトヨタ車をお探しの方は、全国各地にあるトヨタU-carでの購入がおすすめです。
店舗数は全国に2,000店、予期せぬ故障の際に対応してくれるテクノショップは5,000ヶ所とアフターサービスも万全の体勢となっています。
U-carで購入した中古車には、「ロングラン保証」という走行距離無制限の1年保証が付いていることも見逃せないポイントとなります。
ニッサンの認定中古車
ニッサンの中古車販売店で購入したすべての中古車に、1年間・走行距離無制限の「ワイド保証(無料)」が付いております。
更に新車に近い品質の「プレミアム認定中古車」であれば、2年間無料保証付きのハイクオリティ中古車を購入することができますので、
- 「新古車が欲しい」
という方にはうってつけの認定中古車となります。
保証対象部品はエンジンオイルなどの消耗品を除く、エンジン、トランスミッション、ブレーキ機構など多くの部品が対象となっており、全国に2,000ヶ所以上あるニッサンのサービス工場で点検・修理を受けることができます。
ホンダの認定中古車
ホンダオートテラスでは、正規ディーラーで取引された中古車をメインに取り扱っていますので、良質な中古車を「認定中古車」として購入することができます。
販売している中古車は1年間・走行距離無制限の「ホッと保証(無料)」を全車に付帯しており、エンジン、トランスミッション、ステアリングホイールなど、「走る」「止まる」「曲がる」という走行性能に必要な部品を網羅しております。
更に安心をプラスしたい方には、「ホッと保証プラス(有料)」に加入することで最長5年の保証サービスを受けることができます。
新車のような中古車を購入したい方は、ワンランク上の高品質中古車をラインナップしている「5STARSセレクション」もチェックしておきましょう。
続いては、初心者にはおすすめできない中古車の探し方をご紹介します。
【初心者NG】業者オークション・個人間取引はリスク大
数ある中古車の購入方法で、代行業者を利用した業者オークションや、ヤフオクやメルカリに代表される個人間取引は難易度が高いため初心者にはおすすめできません。
- 「写真で見た感じと違う」
- 「キズやへこみを隠されていた」
- 「入金しても納車されない」
など、初心者がうかつに手を出すべきではない、リスクの高い取引となります。
念のために気になるかたに業者オークションと個人間取引の特徴を説明いたします。
業者オークションの特徴
中古車オークションの代行業者は、購入者の希望する情報(車種、走行距離、カラーなど)を元に中古車探しを請け負う業者のことを言います。
市場に出回る前の中古車を買い付けてくれますので、実際に店頭に並んでいる中古車より割安に手に入れるというメリットがあります。
デメリットとしては、希望条件に合う車がなければ納車までに時間が掛かってしまうことや、納車まで実車を見られないという点が挙げられます。
その他として、納車後に何らかの理由で返品したいと思っても、返品できるのは落札したタイミングから5~6日程度の猶予しかありません。
クレーム期間満了後は例えエンジンが壊れていたり、事故車であったとしても、返品や返金に応じてくれることはありません。
車両データと写真のみで購入を決断する目利き力や、納車後のメンテナンスをご自分で対応することができる玄人向けの購入方法だと言えます。
個人間売買の特徴
スマホの普及により、インターネットを通じた個人間での売買が気軽に行える世の中になりましたが、手軽さゆえのトラブルもつき物です。
特に中古車は個人売買の中でも高額な部類に入りますので、車の知識がない方にはおすすめできない購入方法となります。
当然、保証などのアフターサービスもありませんので、
- 「納車後に壊れてしまった」
- 「実は事故車であった」
- 「納車がされない」
などなど、大きなトラブル巻き込まれてしまう可能性もあります。
目利きの優れた中古車のプロでさえ、ネット上の情報だけで状態を判断するのは難易度の高い買い方になりますので、要らぬトラブルを避ける意味でも個人売買は避けましょう。
続いては、失敗しない中古車探しのコツをご紹介いたします。
【探し方のコツ】中古車探しは予算と目的を明確にしておこう
初心者の方が中古車選びを始める上で大切なのが、
- 「どんな使い方をするのか」
- 「何のために中古車を買うのか」
この2点がとても重要になってきます。
- 「家族4人で週末はキャンプに行きたい」
- 「通勤・通学など日常の足として使いたい」
- 「近所のスーパーに買い物に行くため」
などなど、車を使う目的によって選ぶべき車は変わってきます。
当然、予算に応じて中古車探しを進めていかなければ、予算オーバーで生活を圧迫してしまう可能性があることも忘れてはいけません。
まずは以下の一覧表を参考に、ご自身の「予算」と「目的」がどこに当てはまるか確認してきましょう。
【目的・予算別の車選び一覧】
目的 | ボディータイプ | 予算50万円 | 予算100万円 | 予算200万円 |
---|---|---|---|---|
通勤・通学 ⇒低燃費で運転しやすいコンパクトな車がおすすめ。 | コンパクトカー・軽自動車 | トヨタ/ヴィッツ |
ニッサン/キューブ |
レクサス/CT |
レジャー ⇒大人数、大量の荷物が積載できる広々空間の車がおすすめ。 | ミニバン・SUV | ニッサン/エクストレイル |
トヨタ/ヴォクシー |
マツダ/CX-5 |
買い物 ⇒狭い道でも取り回しのよいコンパクカーがおすすめ。 | コンパクトカー・軽自動車 | ニッサン/ノート |
ホンダ/フィット |
ホンダ/フリード |
走り重視 ⇒直進性能、コーナリング性能が優れた車高の低い車がおすすめ。 | セダン・クーペ | マツダ/アテンザ |
マツダ/ロードスター |
レクサス/GS |
予算と目的のバランスがうまく取れていなければ、
- 「維持費で生活が苦しい」
- 「レジャーに使いたいが荷物があまり積めない」
- 「近所を運転することが多いため、大きな車は取り回しが悪い」
など、後々後悔してしまう可能性があります。
筆者も釣りやスノボーなどのアウトドアが趣味でありながら、車高の低いセダンを購入してとても不便な思いを経験した過去があります。
使いたいときに自分の車が使えないという致命的なミスを犯さないためにも、利便性と身の丈に合った予算で検討することが、中古車購入のコツとなりますので参考にしてみてください。
続いては、維持費の負担を少しでも抑えたい方の中古車探しをご紹介します。
維持費を安くするなら軽自動車がおすすめ!
中古車とは言え、車を所有し続ける以上、維持費が掛かってきます。
- 「少しでも毎月の維持費を抑えたい」
- 「車は欲しいけどお金は極力掛けたくない」
という方々には維持費の安い軽自動車がおすすめとなります。
例えば、
- 「ガソリン代」
- 「任意保険・自賠責保険」
- 「メンテナンス費用」
- 「車検代(法定費用)」
など、維持費の面で普通車と比較すると割安に所有することが可能になります。
以下に維持費の比較表を掲載しましたので、普通車との差額をご覧ください。
【車種別の維持費比較表】※乗り方で変動するガソリン代は除いて比較。
車種 | 自動車重量税 | 自動車税 | 車検費用 | 自賠責保険※1 | 任意保険料※2 |
---|---|---|---|---|---|
N-BOX(軽自動車) | 6,600円 | 10,800円 | 70,000円 | 25,070円 | 28,330円 |
アクア(普通車) | 24,600円 | 34,500円 | 100,000円 | 25,830円 | 33,640円 |
プリウス(普通車) | 24,600円 | 39,500円 | 100,000円 | 25,830円 | 37,270円 |
※1・・・24ヵ月で試算。
※2・・・チューリッヒ保険会社の「40歳/20等級の場合」で試算。
参考:チューリッヒ保険公式サイト
ご覧いただいた通り、軽自動車と普通車の法定費用や保険料を比較してみると、どの項目も軽自動車の方が割安となっています。
2年に一度必ず受けなければならない車検(24ヶ月点検)のことを考えると、徹底的に維持費を抑えるのであれば中古の軽自動車を検討することをおすすめします。
軽自動車は車格が小さく、部品も全体的に小さくシンプルな作りとなっていますので、メンテナンス費用(工賃)も抑えることができる利点もあります。
ここからは、良質で真新しい中古車の探し方をご紹介していきたいと思います。
最新の車に乗りたい方は高品質な新古車がお買い得
- 「新車は買えないけど新しい車が欲しい」
- 「最新のテクノロジーを搭載した車に乗りたい」
- 「長く乗れる中古車が理想的」
といったニーズの方は、ディーラーの試乗車や展示車として利用されていた新古車の購入をおすすめします。
ここで注意しておきたいのが、中古車業界では「新古車」という表記が消費者に混乱をきたすため禁止されていますので、
- 「未使用車」
- 「試乗車」
- 「展示車両」
- 「当店デモカー」
などの表記がされている中古車がいわゆる「新古車」という位置付けになります。
低走行で新車と同等の性能が魅力的な中古車ですので、市場の中でも常に人気があり、流通量が少ないという特徴があります。
新古車を狙うなら決算期を狙おう!
新車の販売台数が大幅に伸びる3月の本決算、9月の中間決算の時期は、展示車や試乗車を含めて一斉に売り出すまたとないチャンスと言えます。
決算期を狙えばほとんど新車と変わらないような最新の車を割安に購入することができますので、欲しい車種、カラー、オプションなどのニーズが合致していれば大変お買い得で賢い買い方となります。
続いては、中古車選びで失敗してしまった実体験をご紹介したいと思います。
【失敗談】間違った中古車探しで予算オーバーしてしまったケース
フォード/エクスプローラー 1995年式 99,000km 30万円
筆者が専門学生時代の話になりますが、当時流行っていたアメ車の四駆を友人が購入するため、県内の中古車販売店を探し回っていました。
当時はまだガラケーが主流だったため、車探しと言えばカーセンサーなどの雑誌が定番で、気になる車があれば自分の足で探し回るという時代でした。
気になる1台が見つかったのは雑誌にも掲載されていない個人で経営する中古車販売店で、いかにも怪しい雰囲気のお店でした。
特に筆者が気になった点は、
- 「押し売り感の強い接客態度」
- 「四駆は丈夫だからという主観的な話ばかり」
- 「相場より安すぎる価格設定」
といったように普通なら嫌でも避ける販売店なのですが、欲しいという欲求の方が勝り、友人はその場で契約してしまいました。
その後は納車日が予定通りに進まなかったり、納車当日にファンベルトが鳴きはじめたりと幸先の悪すぎるスタートとなりました。
当然、あれよあれよと故障が続き、悪すぎる燃費も相まって1年で手放してしまいました。
友人も整備士の専門学校に通っていましたので、高い勉強代としてその後の経験にも活かされています。
最後に、中古車をできるだけ安く購入するための「購入時期」についてご説明して締めくくりたいと思います。
1年で中古車が安くなる時期は4月!決算期の後がベストタイミング
先ほどの新古車の探し方と重なる点がありますが、1年の中で中古車を購入するベストタイミングはずばり4月です。
ポイントは車業界の「繁忙期」と「閑散期」を見極めることで、この2つの時期を見定めることでお買い得に中古車を買うことができます。
本決算となる3月が1年の中でも一番の繁忙期となりますので、在庫量を豊富に抱える3月の翌月となる4月(閑散期)を是非とも狙いましょう。
中古車需要の落ち着く閑散期であれば、売れ残った在庫品のセールなどの値引きが期待できます。
- 「購入時期にこだわりはなく、安くて高品質な中古車が欲しい」
といったように、中古車購入を急いでいない方におすすめの探し方となります。
まとめ
中古車は安さが魅力的な反面、探し方を間違えてしまうと多額のローンや後悔だけが残ってしまいます。
- 「違う販売店で契約すれば良かった」
- 「もっと早く中古車の探し方を調べておけば良かった」
など、中古車の探し方を失敗しないためにも今回の記事を是非とも参考にしていただければと思います。
筆者は何千台と車の点検・修理を行ってきましたが、オーナーの扱い方一つで同じ車種でも個々に状態や特性が変わってきます。
初心者の方にはその見極めが大変難しいので、目利きの優れた中古車のプロに相談することや、評判の良い中古車販売店で購入することが成功への近道となります。
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