20代で転職回数が多いと、次の転職にどんな影響があるのか不安に思う方も多いでしょう。
私はこれまで約10年間、採用担当者を経験し、転職回数が複数回ある20代の方を採用してきました。
その経験からお伝えすると転職回数3回以上で採用担当者は少し採用しにくいかも知れないと警戒をはじめます。
ただし企業は転職回数よりも年齢の方を厳しく見ています。
31歳以下であれば、転職回数が多くとも十分に内定獲得は可能です。
ですが、すぐに離職すると思われるような方は絶対に採用しません。
この記事を読めば、20代で転職回数が多い方でも内定を獲得する方法を理解し内定を獲得することができます。
20代で転職回数について気になっている方は、ぜひ最後まで読んでいって下さい。
もう短期離職しない転職を
20代にして複数回の転職を繰り返してしまっているのは、自分にとっての適職が見つかっていないからではないでしょうか。
短期離職は、回数を追うごとに転職に不利になっていきます。
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目次
20代で転職回数が多いと不利になる理由
20代で転職回数が多いと採用担当者に警戒されやすくなるのは転職回数3回以上からです。
20代で3回以上の転職をしていると採用担当者としては
「どうすれば不満を解消することが出来るのか?入社後にまたすぐ辞めないか?」
と内定を出すことに対して慎重になるためです。
実際に面接の場で転職理由を尋ねても
「1回目は新卒入社した会社が合わないと感じた。2回目は労働条件が合わなかった。」
などと他責であったり曖昧な表現である方が多く、面接官も納得して内定が出せません。
結果、合格率は極端に低くなります。
一方で20代では、どんどん仕事能力が伸びる年齢でもあります。
そのため、転職理由に納得性さえあれば、内定は獲得しやすい年齢です。
くれぐれも回数ばかりに気を取られることは避けて下さい。
重要なポイントは転職理由が明確で短期離職しない人材であることを伝えられるかどうかです。
そのテクニックについては、20代で転職回数が多い人は4つのポイントを押さえようで紹介しますので必ず一読してくださいね。
転職回数が4回以上となると?転職不可能ではないが大企業は難しい
大手への転職時に転職回数が気になっている方もいるのではないでしょうか。
筆者は大企業で採用担当者を経験したことがあります。
その経験から言うと31歳以下であれば転職回数が多くても採用されることはあります。
実は、採用担当者は転職回数よりも年齢要件の方を気にしていると言えるためです。
たとえば20代で転職回数が4社目となると、大手企業の採用条件こそ厳しいものの、書類選考の時点で転職回数が足切りの条件にはなっていません。
つまり機械的に転職回数4回以上だから不採用、ということにはなりません。
実際に、転職回数が多いと短期離職を警戒されます。
しかし、面接官に納得してもらえることができれば十分に大手への転職も可能です。
20代の平均転職回数は?
リクナビNEXTの統計によれば、「20代の転職回数は平均で1回から2回程度」となっています。
ただ、実際に筆者が面接してきた20代の方の中には、転職回数が20代で4回目という方もいました。
まだ年齢が若く、伸びしろがあるため、単純に回数だけで有利不利は決まりません。
ですが、明確な目的なく転職を繰り返す方は面接官からジョブホッパーと判断される可能性もありますので入念な対策が必要となります。
20代で転職回数多い人に対する採用担当者の印象
筆者が採用担当をしていた時に、20代で転職回数が多い人に対して抱いていたイメージをお伝えします。
- スキルが身に付いていない
- 協調性がない
- 飽き性
ひとつずつ解説します。
スキルが身に付いていない
転職の度に職種を変えている方に対しては、スキルが身に付く前に辞めてしまっているのではないかという印象を持ちます。
古い体質の企業では「勤続3年以内は半人前」という考えも根強く残っているため、短期間で転職を繰り返している人はスキルがないと思う場合もあるのです。
特に1年以内の退職を繰り返している場合はその印象は強く、イメージが良くないと言えるでしょう。
協調性がない
転職の理由が人間関係だった場合、転職回数が多いと本人に協調性がないのではないかと疑う場合があります。
社会人として人間関係を円滑にすることは必須と言えるため、協調性がないと感じる人は敬遠されがちです。
また、職場で気に入らないことがあったらすぐ辞めてしまうのかなと言うリスクを感じて、採用を踏みとどまるケースも多いです。
飽き性
好奇心旺盛でいろいろな経験を積みたい点は評価されますが、逆に飽き性なのかなと言う印象を受ける場合もあります。
一貫性のない転職を繰り返している場合は特に、また飽きたら辞めてしまうのではないかと厳しい目で見られることになります。
忍耐力がないという意味でも良い印象ではありません。
さて、これ以上転職回数を増やしたくない人はどうすればよいのか、次でコツをお伝えします。
転職回数を増やさないためのコツ
20代で転職回数が2回以上の方は、これ以上回数を増やさないようにどうすればいいのかを考えて転職活動をしましょう。
転職回数が多ければ多いほど、社会的な信用や自分自身の市場価値を下げてしまうことになるためです。
転職を繰り返す理由を突き詰めれば、失敗を避けることもできます。
具体的に、以下の4つの点を見直して考えてみましょう。
- 勢いで転職せず、じっくり考えて行動する
- 自分のやりたいこと・やりたくないことを理解する
- 最低でも守りたい仕事の条件を決める
- 企業研究を徹底して入社後後悔しないようにする
それぞれについて解説します。
勢いで転職せず、じっくり考えて行動する
転職したくなる理由は様々ですが、まずは転職せずに済むように解決方法を探ることも大切です。
解決せずに逃げるように転職をしてしまうと、新しい会社でも同じように不満があったらすぐ転職すればいいと考えてしまう可能性もあるためです。
転職するだけでは全て解決になるわけではなく、新たな問題は常に浮上してきます。
転職すれば全て解決すると期待しすぎず、慎重に準備をすることが大切です。
自分のやりたいこと・やりたくないことを理解する
自分が何をしたいか、逆に何をしたくないかを整理することで、転職を繰り返すことを避けることができます。
何がしたいかわからないまま転職をしてしまうと、仕事にやりがいを感じられなかったり向いている仕事ではなかったりしてまた転職したくなることもあるためです。
自分のキャリアプランをしっかり練ることで、転職を繰り返す可能性が激減します。
最低でも守りたい仕事の条件を決める
とりあえず転職したいからと言って求める条件に妥協をして後悔するケースも少なくありません。
人によって仕事に求める条件は様々で、例えば「多少残業が多くても給与が高い方がいい」という人もいれば「ワークライフバランス重視」という人もいます。
自分が何を一番重視するのかきちんと整理して、求人を精査するようにしましょう。
希望すべてが叶う訳ではありませんが、優先順位をつけることで失敗の確率を下げることができます。
企業研究を徹底して入社後後悔しないようにする
安易に転職をして、入社後こんなはずじゃなかったと後悔する人も多くなっています。
その多くは企業研究が甘く、業務内容や社風・働き方についての認識に齟齬があったことが原因になることが多いです。
条件が合うからというだけで安易に応募せず、社員の口コミやホームページなどの情報からできる限りの情報を得ましょう。
一人で企業研究をするのは難しいので、転職エージェントに相談して内情を教えてもらうのもおすすめです。
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20代で転職回数が多い人が内定を獲得する6つのポイント
20代で転職回数が多い人は採用担当者が抱く懸念点と評価ポイントについて理解しておきましょう。
理由としては採用担当者が警戒していることを対策するだけで内定をバンバンとることができるためです。
まずお伝えしたいのが、面接官は転職回数だけを見てきっとすぐ辞めるから内定は決められない、という判断はしません。
採用担当者は転職回数よりも年齢を重視しており、20代は貴重な若さを評価されるためです。
20代で転職回数が多い人は、以下の4つのポイントを対策しておくことが重要となります。
- ポイント1:前職を辞めた理由をネガティブに言わない
- ポイント2:転職目的を明確にして続ける覚悟を伝える
- ポイント3:伸びしろを評価してもらう
- ポイント4:強みを認知してアピールする
- ポイント5:強みが活かせる職種を選ぶ
- ポイント6:転職エージェントに相談して転職意識をブラッシュアップする
それぞれについて詳しく解説します。
ポイント1:前職を辞めた理由をネガティブに言わない
面接では転職理由はポジティブな言い方に言い換えて伝えましょう。
面接で必ずのように質問される転職理由ですが、本音の多くは待遇への不満や人間関係の悪さ、残業が多いなどどうしてもネガティブなものが多くなるためです。
しかし、理由をそのまま正直に答えてしまうと「不平不満が多い人なのかな?」とマイナスのイメージになってしまいます。
例えば人間関係の悪さが理由の場合は、「メンバー同士で切磋琢磨した方が高い成果を発揮できると感じた」など前向きに表現することができます。
また、待遇の悪さが理由の場合は、「努力や成果を実感することをモチベーションに日々のやりがいにしたい」など工夫して言い換えましょう。
ポジティブな表現に代えることで、面接官の印象はぐっと変わります。
ポイント2:転職目的を明確にして続ける覚悟を伝える
転職回数の多い方は、必ず短期離職はもうしないという覚悟を言葉にして伝えるようにしましょう。
言葉にして熱意を持って伝えないと採用担当者からまた何か嫌なことがあったら辞めるのかな、と思われてしまうためです。
言葉に説得力をつけるためにも、新しい事に挑戦したい、給与アップを目指したい、などまずは何のために転職するのかを明確化しましょう。
そうすれば内定が出やすいだけでなく、目標を達成するまで辞めないなど入社後の自分自身が会社で踏ん張る理由にもなります。
反対に、転職目的が明確にできていないと受け答えも非常に曖昧で場当たり的な転職を繰り返すかも知れないと内定が出づらくなります。
とにかくシンプルで納得してもらいやすい転職目的となるまで対策してください。
入社後にしたいことやキャリアビジョンについて転職目的をしっかりと伝えられるようにしておくと、転職回数が多い20代の人でも内定率がぐっと高くなります。
ポイント3:伸びしろを評価してもらう
入社後に会社で活躍したいポイントを具体的に伝えることができれば伸びしろを評価され内定が出やすいです。
入社後1年~3年の具体的なキャリア目標があれば、採用担当者からは3年くらいは会社にいることが出来るかなと短期離職の懸念も対策できるからです。
さらに日々の業務を通して会社から求められる成果・役割、大変な点、やりがいなどを把握して目標を伝えると応募先の仕事内容を深いレベルで理解していると印象づけることができます。
ここでは応募した仕事内容を把握し、応募企業のWebサイトをしっかりと読み込んで対策しておくことがポイントです。
事前に目標を立てて伝えるのが難しいと感じる場合は、1年~3年程度で吸収したいスキル・経験をまず紙に書き出してみましょう。
イメージだけで応募しても、突っ込んだことを聞かれたら必ず答えに詰まるため上手く伸びしろをアピールすることはできません。
成果に対して具体的な数字を書き足せると達成したい目標により深みが増します。
20代で転職回数が多い方も、伸びしろをアピールするだけで内定率はグッと高くなります。
ポイント4:強みを認知してアピールする
転職回数を気にせず内定を獲得する方法として、強みを自分自身で把握することも成功のポイントとなります。
自分の強みを理解していることで、企業にどう貢献できるかを伝えられるようになるためです。
例えば、周囲の人間を巻き込んで大きな仕事をするのが得意という場合にはコミュニケーション能力をアピールするようにしましょう。
また目立たない仕事を黙々とこなすのが得意という場合には、地道に仕事を出来るというアピールをして「事務仕事をミスなく出来る」という具体的な事例を入れることをおすすめします。
自己PRに具体例を入れるだけで、採用担当者にもあなたの強みをより認知してもらうことができます。
もし自分の強みがわからない、という方は弱みを裏返して強みとして表現する方法もあります。
仮に協調性がないという自覚があるとします。
その場合、仕事を1人で進めていける主体性があるなど、表現を変えることで面接官にアピールすることができるでしょう。
強みと弱みは表裏一体のため、強みが見つからない人は弱みの裏返しで表現してみましょう。
ポイント5:強みが活かせる職種を選ぶ
経験職種の中で一番自分の評価が良かった仕事を思い出して職種を選ぶことをしてみて下さい。
理由として、強みがある仕事ほど周囲からの評価は高くなるからです。
評価の高い仕事そのものを選ぶことで強みを活かすポイントとなります。
例えば「経理用務でルーチンワークしかできない」という場合、税務などに詳しくなっていれば仕事内容に発展性があります。
転職回数が多くとも、各業務で自分なりの強みを探してアピールすることで、内定が出る確率は高くなります。
ポイント6:転職エージェントに相談して転職意識をブラッシュアップする
20代前半の転職を成功させる最大のコツは、転職エージェントに相談してサポートしてもらうことです。
上述した3つのコツ全て、転職エージェントのキャリアアドバイザーに相談すればクリアすることが可能なためです。
転職エージェントでは自分自身では簡単ではない自己分析・企業分析を始め、書類の添削や面接対策までサポートしてもらうことができます。
転職経験の少ない20代前半の若者に対して、客観的なアドバイスをしてくれるのでぜひ頼りましょう。
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前職の悪口や他責は絶対にNG!ネガティブな説明は内定が出にくい
これまで転職を重ねてきた理由を人のせい、環境のせいにするのは絶対にやめて下さい。
転職理由を伝えるにあたって、前職の悪口を言うなどの行為はもってのほかです。
どんな状況であっても自分に全ての責任があると考えて、転職理由は、自責によるものにしてください。
確かに社会情勢やブラック企業などに捕まったなど、様々な理由はあると思います。
ただ、それを面接の場で伝えて「なんでも他人のせいにする人だな」と思われるよりも「これまでの転職回数の多さは全て自分に原因がある」と言い切ったほうが、内定が出やすいのが現実です。
以上のことを実践することで転職回数の多さを跳ね除け内定につなげることができるようになります。
不安な人は転職エージェントに相談して対策することが確実
自分ひとりでは対策できないと感じる方は迷わず転職エージェントに相談してください。
書類選考の突破に向けたアドバイスや面接のアドバイスなども行ってくれるため、悩んで行動できないようであれば、転職のプロに相談するのが早いです。
自分だけで面接に挑むよりも改善ポイントなどの情報量が多くなるため、内定率は必然的に高くなります。
この会社の面接官は過去こんな質問をしていた、などの質問事例集も事前に送ってくれます。
転職回数が多い20代には、以下のエージェント3つがおすすめです。
- 未経験OKの求人に強いハタラクティブ
- 未経験OKのIT求人に強いワークポート
- 求人量が豊富な就職shop
それぞれについて解説します。
未経験OKの求人に強いハタラクティブ
もしキャリアに自身がない方であればハタラクティブがおすすめです。
ハタラクティブは未経験OKの求人を専門に取り扱っている転職エージェントです。
もともと職歴のない方に向けたサービスですので、職歴があれば非常に転職しやすいです。
幅広い職種を取り扱っている転職エージェントですので
「未経験から新しい仕事に挑戦してみたい」
という方はぜひ相談してみましょう。
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未経験OKのIT求人に強いワークポート
ワークポートは20代の転職支援強い転職エージェントです。
さらに、もともとIT業界を専門としていたため今人気のIT求人を独自で多く保有しています。
中には未経験OKの求人もあり非常に人気ですので検討したい方は必ず登録しておきましょう。
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また、書類選考なしで面接が受けられるので、転職回数や職歴が不安でも自信をもって挑むことができます。
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転職エージェント選びに迷っている20代の方なら登録しておいて間違いないエージェントでしょう。
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まとめ
20代で転職回数が多いと採用担当者に警戒されやすくなるのは転職回数3回以上からです。
転職回数が4回以上となると大企業は難しいが、不可能ではありません。
リクナビNEXTの統計によれば、20代の転職回数は平均で1回から2回程度となっています。
しかし、あくまでも統計であり、個々人別にみればもっと転職している20代は多いです。
転職回数が多くてもOKです。回数よりも年齢の方が重要です。
20代で転職回数が多い人は、4つのポイントを押さえましょう。
- ポイント1:転職目的を明確にして続ける覚悟を伝える
- ポイント2:伸びしろを評価してもらう
- ポイント3:強みを認知してアピールする
- ポイント4:強みが活かせる職種を選ぶ
転職が不安な方は、以下の転職エージェントに相談してみましょう。
具体的には、以下のエージェント3つがおすすめです。
- 未経験OKの求人に強いハタラクティブ
- 未経験OKのIT求人に強いワークポート
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上記は未経験者向けの求人もあり、非常におすすめです。