普段提出している日報ですが、ツールを使うことで劇的に書くのも読むのも改善されます。
もし、下記のような悩みをお持ちの企業であれば積極的に日報アプリの検討がおすすめです。
- 日報を書くのが面倒くさい
- 仕事が忙しくて読むのが負担
- 日報が業務に活かしきれていない
日報アプリを使用すれば、クラウド上で日報を作成・管理できますので、手書きでのわずらわしさや、提出の手間が省けます。
さらに、スマホでチェックできるためスキマ時間で社員の日報の確認ができ、情報共有や業務効率化が大きく改善されるでしょう。
筆者自身も自社製の日報ツールを開発・導入した経験がありますが、社員同士の交流が増え、日報上で感謝のコメントが増え職場環境が良くなったという事例を経験しています。
しかし、そんな便利な日報アプリも、導入前によく検討しないと失敗に終わります。
社内の情報システム部が主導で日報アプリを導入したものの、従業員が使いこなせずにペーパーレス化が失敗したという話もあります。
本記事では、
- おすすめの日報アプリ
- 日報アプリを導入する目的
- 日報アプリを導入するメリット
を中心に紹介していきます。
日報アプリを効果的に運用することで業績改善を見込めますので、ぜひ最後までご覧ください。
おすすめの日報アプリ10選
これからおすすめする日報アプリは、自席のパソコンからだけでなく、スマホからもアクセスできます。
場所や時間を選ばずに使えるため、便利なモバイルツールとしても使用できます。
職場内でのコミュニケーションツールとして情報共有も活発になり、仕事の見える化で効率的に作業の進捗も確認できます。
- スケジュール管理が楽になった
- ペーパーレス化が推進できた
- 情報共有が簡単で生産性が向上した
といった効果に期待できるため、職場の活性化を推進したい企業は、是非とも日報アプリを活用してみましょう。
今回は、筆者が厳選した日報アプリを10個紹介します。
自社にあった日報アプリを見つけて、職場内の活性化につなげてください。
WowTalk
初心者でも使いやすいUI/UXに加え、高いセキュリティに定評のあるWowTalkは、導入実績1万社以上の実績があるビジネスチャットツールです。
日報管理に特化したアプリではないものの、日報機能にはテンプレートが登録できるなど、日報の作成・提出を簡単に行える機能が盛り込まれています。
チャット形式の機能では、より迅速にやり取りができるほか、掲示板でチームごとの情報共有も可能です。
一点注意したいのが、WowTalkでの最低利用人数が30名となっているため、小規模な企業には適さないという点です。
NotePM
NotePMは、「社内wiki」という社内版ウィキペディアを活用したサービスです。
社内wikiというだけあって検索しやすく、
- 社内マニュアル
- 作業手順書
- 日報
といった、ストック型の情報管理に適しています。
社内で使用するドキュメントや業務情報を一元管理し、使用を重ねるごとに職場に最適なデータを蓄積していきます。
柔軟にアクセス制限もできるため、セキュリティ対策も安心です。
また、ホーム画面を一目見ただけで分かるシンプルな操作性が魅力ですので、はじめて日報アプリを使用する職場におすすめです。
FieldPlus
社内にあふれる情報をFieldPlusで管理すれば、スマホにダウンロードしたアプリで、どこからでも報告業務を行えます。
手書きの業務日報ではリアルタイムに情報共有ができないため、商談やプロジェクトの進捗報告が遅れてしまいます。
また、日報作成も文章入力だけでなく、選択入力で簡単に作業日報を作成できます。
- 日報はテンプレートでなるべく簡単に作りたい
- リアルタイムに勤怠管理を行いたい
- 商談報告やプロジェクトの進捗報告にも使いたい
といった職場にFieldPlusはおすすめです。
Talknote
Talknoteは社員の会話情報を人工知能で分析し、モチベーション向上につなげる画期的なシステムが組み込まれています。
社員のモチベーションを可視化することで、社内のコミュニケーションを活性化する効果が得られます。
- 離職率を下げたい
- 組織のコミュニケーションを活性化させたい
- メンタルケアに役立てたい
といったように、従業員の働きやすさ向上に役立てたい企業におすすめのサービスです。
部署の垣根をこえた情報共有を行い、業務の見える化に役立てましょう。
kintone
kintoneは、職場内の散らばった情報を一元管理するための日報アプリです。
シンプルな操作感は、日報アプリ未経験者でも扱いやすく、従業員のITリテラシーに左右されづらい点が魅力です。
もちろん、マルチデバイス対応ですので外出先や自宅からでも利用できます。
機能は日報だけでなく、
- 勤怠管理
- 顧客情報管理
- データの集計
など、パーツを組み合わせて独自の業務アプリを作成可能です。
- オールマイティな機能が欲しい
- 独自にカスタマイズしたい
- なるべく低コストで導入したい
という企業におすすめです。
BeWorks
日報アプリを本気で活用したい方は、一度BeWorksを検討してみましょう。
業務日報と営業日報を分けて管理できるため、案件の情報共有や顧客管理を分かりやすくまとめられます。
作業日報は案件に紐づけられるため、自動で勤務時間を集計できる便利な機能まで搭載しています。
提出した日報に対して、管理者が承認ボタンを押したり、コメントを入力することもできます。
日報機能以外にも、
- スケジュール管理
- 勤怠管理
- タスク管理
といった実用的な機能も満載です。
日報くん
「日報の手間を削減したい」という切実な悩みを抱える企業は少なくありません。
そこで活躍するのが、クラウド型日報管理システムの「日報くん」です。
外出や出張の多い営業職など、出先で業務報告できれば業務効率が格段に向上します。
日報管理の他にも、プロジェクトの工数管理が簡単にできたり、自動で稼働時間を集計できます。
仕事の「開始→休憩→再開→終了」といった、一連の流れをワンクリックで管理できますので、正確な稼働時間を測れます。
一点注意したいのが、業務時間中は常にシステムを稼働させておく必要があるため、
- マイクロマネジメントを行っている
- 稼働時間を正確に把握したい
- テレワーク積極的に導入している
という企業におすすめです。
ワンズ営業日報
「エクセルデータをそのまま活用したい」という企業は多いのではないでしょうか?
ワンズ営業日報は、エクセルとの連携機能が優れており、システム内の情報をエクセルで出力できるテンプレート機能が搭載しています。
- 導入後も既存のワークフローを維持したい
- 日報サービス導入後のパフォーマンス低下を避けたい
- 日報管理を重視したい
という職場には、うってつけの日報サービスです。
SMART message
日報アプリに特化したサービスではありませんが、SNSのような操作感で簡単に社内コミュニケーションツールとして活躍します。
日報アプリとして使用する場合は、グループチャットを作成して投稿する方法が最適です。
LINEのようなスタンプ機能も搭載しているため、楽しみながら利用できます。
SMART messageは手軽さが魅力ですが、セキュリティ対策も万全なため、金融機関など重要な情報をやり取りする企業でも採用されています。
nanoty
社内SNSとして10年以上の実績があるnanotyは、従業員一人一人の活動量を数値化して管理できます。
活動量を把握することで、残業削減や業務の平準化に役立てられます。
日報には自分の気持ちを表すサンクスポイント機能があったり、「いいね!」「がんばれ!」といったマークをつけることもできます。
SNSのような操作感ですので、ITスキルに左右されずに誰でも使いこなせ、コミュニケーションの円滑化につなげられます。
機能面では
- グーグルアカウントとの連携
- タスク管理機能
- 各項目の集計機能
など、日報アプリとしての機能も充実しています。
日報の運用目的によってアプリ選びが変わる
サービスごとの日報アプリを紹介してきましたが、どれを選んでも良い訳ではありません。
職場にあったアプリを選ばないと、導入後にミスマッチを起こしてプロジェクトが頓挫してしまいます。
そのため、
- 日報だけ使いたい
- 作業管理も行いたい
- 業務改善を主としている
といったように、日報アプリを導入する目的をしっかりと明確にしておきましょう。
ここからは、代表的な運用目的をご紹介します。
日報の運用を営業などの目標管理が目的の場合
日報アプリでは、目標管理や案件ごとの顧客情報などもチームで共有しながら管理できます。
- 顧客ごと
- プロジェクトごと
- チームごと
など、カテゴリー分けすれば目標管理がしやすくなります。
個人ごとの目標に対して、達成しているかチーム内で共有できるため、未達の場合はスピーディーなフォローアップが可能です。
日報アプリで細かな目標設定や顧客管理も同時に行いたい場合は、営業職に特化した日報アプリもありますので検討してみましょう。
作業時間の管理が目的の場合
日報アプリの中には、社員の稼働時間を把握するのに適したものもあります。
個人ごとの作業時間が見える化できるため、業務に対しての作業負荷軽減や改善策をフィードバックできます。
最近ではリモートワークの導入が進んでおり、社員の進捗がわかりにくくなっているために作業状況を知りたいというニーズも増えています。
そのため外出の多い外回り営業や、テレワークを推進している企業では、日報ツールで作業時間が集計できるかチェックしましょう。
作業報告が目的の場合
本来の目的である、作業報告としての日報機能を求めている場合は、入力のしやすさや共有のしやすいアプリを選びましょう。
日々のわずらわしい作業報告を便利なアプリで解決です。
アプリによってはテンプレート機能が搭載されているため、入力作業の負荷も軽減されます。
手書きで個々にやり取りしていた日報も、アプリを使用すればチーム内で共有することもできます。
仕事内容を可視化し、業務効率をアップさせましょう。
プロジェクト毎の工数管理を目的としているケース
一人で複数のプロジェクトを掛け持ちしている場合、原価としての人件費が集計できずコストの消化進捗が不透明となり勝ちです。
そのため日報ツールでプロジェクトごとの工数を記入し、予算管理をするケースがあります。
プロジェクトや作業ごとの工数管理ができれば、作業効率アップやコスト削減につなげられます。
かかった工数を把握することで原価率が悪化しているプロジェクトを早期に見つけることも可能です。
- 現状の作業工数を定量的に把握したい
- コスト削減を推進したい
- 作業の見直しを行いたい
といった企業は、日報アプリの工数管理で作業の見える化を行いましょう。
振り返りによる仕事の改善を目的としているケース
日報を毎日提出することで、自分の行動やチーム内の業務を客観的に見ることができます。
仕事の流れを振り返って見つめ直すことで、非効率な業務や行動を洗い出し、業務改善につなげられます。
日報アプリを通じて提出すれば、上司や同僚からのフィードバックをスピーディーかつ、自宅からのリモートワークでも受けられます。
日頃から日報アプリを通して情報共有をし、新しいアイディアや改善活動に活かしましょう。
続いては、日報アプリを導入することで得られる効果を解説します。
日報アプリ導入によるメリットは予想以上に大きい
日報を書く工数がかかっているにも関わらず、読まずに活かしきれていない企業も多いと思います。
日報ツールを導入することで、日報を読むことはもちろん、フィードバックもしやすくなります。
ここでは日報ツールのメリットを紹介していきます。
導入に悩んでいる方はメリットをぜひ把握しましょう。
日報サービスの導入により未提出や未確認の日報が減る
手書きの日報ですと、提出が面倒くさく感じるだけでなく、うっかり忘れてしまうことが多々あります。
- 仕事が忙しい
- 提出し忘れてしまう
- 上司に提出するのが面倒
といった声は、現場にいるとよく耳にします。
そこで登場するのが日報アプリです。
日報アプリを使用すれば、あらかじめ用意されたテンプレートを活用し、日報作成の負担を軽減できます。
また、アプリを通じて上司に提出できますので、日報を作成するたびに上司を探し回る必要もありません。
さらに、アプリ上で作成から提出まで完結することから、リモートワークや出張中でも問題ありません。
わざわざオフィスに戻ったり、後日出社時に日報を提出する手間も省ける便利なツールなのです。
日報の見える化により報告内容の質が上がる
日報アプリを使い始めると、チーム内や職場内で情報を共有している場合、日に日に報告内容の質が上がります。
人に見られることや、上司からのフィードバックなどの影響もあり、日報を提出するごとに分かりやすい文章が書けるようになるのです。
質の高い日報は業務を円滑に進めたり、職場内で気づきを与える効果がありますので、どんどん職場内で日報の共有を進めてみましょう。
外部から日報を提出・閲覧できる
時間と場所にとらわれない日報アプリは、クラウドで情報を管理することで実現します。
自席でわざわざ日報作成をする必要がなくなり、出張先や他の事業所などからもアクセス可能です。
もちろん、スマホにアプリを入れておけば、さらに自由度は高くなります。
- チーム内で早急に共有したい情報がある
- 営業先ですぐに状況報告したい
- 在宅ワークを行っている
といったシーンで、日報アプリは役立ちます。
また、報告業務をより正確にするために、既読したことを自動でお知らせする仕様もあります。
日報アプリによっては、外出先で撮影した写真を添付できますので、文章で説明するよりもより分かりやすい報告ができます。
日報を起点とした双方向のコミュニケーションにより社内が活性化する
日報アプリは業務報告をするだけでなく、社内のコミュニケーションツールとしても活用しましょう。
チャット機能を使えば、ちょっとした報告や質問に使えます。
アプリによっては、スタンプなどの遊び心ある機能も搭載していますので、SNS感覚で社内のメンバーとコミュニケーションを取ってみましょう。
- 普段直接話す機会が少ない
- リモートワークで対面で接する機会が減った
- 職場のメンバーと親交を深めたい
といった職場は少なくありません。
日報アプリを通じて、職場内の情報を密に共有することで、生産性向上と社内の雰囲気づくりに役立てます。
日報が社内SNS化することにより感謝の内容が増えやすくなる
職場のコミュニケーション活性化と同時に、社内SNSとして運用してみましょう。
日報アプリには社内SNS機能があり、メッセージに対して「いいね」などのリアクションを残せます。
日報ツールを運用した経験からお伝えすると、社員は「いいね」や多くのコメントが集まる日報を発信する傾向にあります。
そのような日報の特徴は誰かに対する感謝や深い振り返りに集中します。
そのため日報アプリを運用することにより互いに感謝しあえるカルチャーに向かう傾向にあります。
結果的に社内の風通しも良くなり、働きやすい環境とモチベーション向上にもつなげられます。
- 部下とのコミュニケーションに悩んでいる
- 若手層とのコミュニケーションを深めたい
- フラットなカルチャーを目指したい
という職場は、積極的に社内SNSを活用しましょう。
続いては、日報アプリの選び方についてご紹介します。
失敗しない日報アプリの選び方
ここまで、おすすめの日報アプリや導入するメリットを紹介してきました。
しかしながら、おすすめの日報アプリとメリットを確認できただけでは、まだまだ導入するには心配が残ります。
- 導入したけど使いこなせない
- うまくメリットを引き出せない
- 手間が増えて業務効率が落ちてしまった
といったように、日報アプリの導入が失敗になる可能性があります。
最後に、失敗するリスクを減らすための正しい選び方について紹介します。
社員のITリテラシーに合わせて操作しやすいアプリを選ぶ
どんなに高性能な日報アプリでも、使いこなせなければ意味がありません。
特に工場など現場仕事がメインの職場では、オフィスツールの使用すらままならない方が多く、日報アプリの導入自体が負荷になります。
そういった職場の場合は、SNSのような手軽さとシンプルさが求められますので、社内のITリテラシーに合わせた日報アプリを選びましょう。
例えばITリテラシーが低そうな職場では、
- テンプレートや選択式で入力の手間が少ない
- シンプルな操作画面
- スマホで使用できる
といった基準で選ぶと良いでしょう。
目的に合わせて選ぶ
日報アプリを導入する前に、明確な目的は決めておきましょう。
先ほども紹介しましたが、運用目的をはっきりさせないと、導入後のミスマッチで頓挫してしまいます。
一口に日報アプリといっても、日報の作成と提出だけでなく
- 勤怠管理
- 顧客管理
- コミュニケーションツール
といった、さまざまな機能を搭載したサービスが各社から提供されています。
例えば、
- 「営業職が多いケース → 営業支援システムを搭載したものを選ぶ」
- 「事務職が多いケース → 勤怠管理やスケジュール管理のしやすさで選ぶ」
- 「風通しを良くしたい → 社内SNSの充実度で選ぶ」
など、働き方や導入する目的で検討してみましょう。
よくある失敗するケースとして、経営層と情報システム部主導でアプリの選定を行い、現場で使いこなせないというパターンです。
導入する際は、使用感などを確認するためにデモンストレーションを行い、現場の声もきちんと吸い上げておきましょう。
セキュリティ対策が万全であること
使用目的問わず、セキュリティ対策が万全なものを選びましょう。
手軽さゆえに、機密情報や顧客情報が第三者に知られるリスクがあります。
- 社員名簿
- 連絡先
- 社外秘のプロジェクト
など、外部に漏れてはいけない情報が盛りだくさんです。
クラウド型の日報アプリはインターネットを通じて使用するため、二段階認証や自動ロック機能などセキュリティ対策が堅牢なものを選びましょう。
まとめ
日報アプリを使用すれば、面倒だった日報作成から提出までのルーティンワークを簡単に行えます。
- 日報を作るのにサービス残業をしている
- 忙しくて負担になっている
- 情報共有ができていない
といった悩みを抱えている職場は、今回の記事を参考に、日報アプリの導入を検討してみてはいかがでしょうか。
日報以外の機能が重質したアプリを選べば、社内のコミュニケーションが活性化したり、仕事の生産性向上にもつなげられます。
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