アスターリンクでは型紙販売を行なっておりますが、2020年ごろから型紙のダウンロード販売に対する希望が強くなってきました。
型紙のダウンロード販売とは、PDFデータの販売を指しデジタルコンテンツの販売となります。
ソーイング関連のサイトではカラーミーを用いたショップが多くありますが、UIの古さや不具合の多さ、カスタマイズ性などを考えると新しいプラットフォームの検討が必要となります。
当社ではShopifyへの移行を進めています。
この記事ではShopifyでデジタルコンテンツを販売するためのアプリ「Digital Downloads」の導入にあたり特徴と注意点を紹介していきます。
Digital Downloadsアプリは無料で必要最低限の機能がある
Digital Downloadsアプリの特徴はなんと言っても無料である点です。
デジタルコンテンツの販売アプリの大半は有料アプリです。
月額で費用もかかるため、資本力が低い個人ショップの方におすすめです。
設定も簡単です。
シンプルな作りのため、簡単にデジタルコンテンツの販売が可能となります。
Digital Downloadsアプリの注意点
Digital Downloadsは無料で気軽に始められる一方で注意点もいくつかあります。
運用上、なかなか無視できない内容もあるため、事前にチェックしておくことをおすすめします。
注意点1:購入後画面のサンクスページが英語
購入後のサンクスページで、デジタルコンテンツのダウンロードリンクが表示されますが、英語です。
購入者は戸惑いを感じるでしょう。
しかも、非同期でダウンロードリンクを読み込む仕様です。
読み込み中と、読み込み後で英語のメッセージが変わるため日本語への差し替えがしづらいです。
ただし、ダウンロードリンクを非表示にすることは可能です。
デジタルコンテンツのダウンロードはメールから行うといったフローにしても良いでしょう。
注意点2:注文の確認メールとダウンロードURL通知メールの送信元が違う
メールからデジタルコンテンツをダウンロードする場合に不安な点が、これです。
注文確認メールのfromとダウンロードURL通知メールのfromが違うのです。
つまり、お客さまによってはダウンロードURL通知メールだけ迷惑メールとなってしまったりフィルタリングされてしまいトラブルになる可能性があります。
ちなみに、ダウンロードURL通知メールのfromは「delivery@shopify.com」となり、変更方法は見当たりません。
注意点3:ダウンロード期限がない
ダウンロードURLの明確な期限はアプリの仕様上ないようです。
永遠とShopifyで運用するわけではないため、ダウンロード期限がないのは困るのではないでしょうか?
将来システム変更時に互換性を保って移行するのも大変です。
この辺りは、規約で縛れば良いかと思いますが事前に配慮する必要があるでしょう。
注意点4:デジタルコンテンツを差し替えると購入者にメール通知される
デジタルコンテンツを差し替えると購入者に通知メールがいきます。
差し替えた内容が不具合などで合った場合は非常に助かる機能ですが、差し替えた理由や箇所を入力するエリアがないためユーザーの混乱になりそうです。
電話番号やURLの変更程度で通知が行くことを考えると少し扱いづらい仕様に感じます。
まとめ
今回はShopifyのデジタルコンテンツができるDigital Downloadsアプリについて特徴と注意点を紹介しました。
無料で気軽に始められる一方で、運用しづらい仕様もあります。
ビジネスの拡大とともに有料アプリへ移行する必要が出てくる方が多いと思います。
参考になれば幸いです。