職歴がなくても就職できますが、30代以上となると難易度は上がります。
30代の職歴なしの方が就職を成功させるには以下がポイントとなります。
- 就職支援サービスを利用する
- 人材不足の業界を中心に受ける
- 1日でも早く行動を起こす
この記事では職歴なしでも就職することが可能なことを説明し、具体的な内定の獲得方法も紹介しています。
職歴なしで悩んでいる方は、絶対に最後まで読んでください。
目次
「職歴なし」とは?履歴書に書く?
「職歴なし」とは高卒、大卒などの学歴を問わず「学校を卒業したあと正社員・契約社員としての働いた経験がない人」のことを言います。
教育機関卒業後に一度も正社員として就労経験がない場合には、「職歴なし」いう扱いを企業から受けることになります。
アルバイトの経験は職歴に含まれないため、基本的には履歴書には「職歴なし」と記載します。
「職歴なし」の就職の難易度
「職歴もないし、もう雇ってくれるところもない」と悩んでいる方は非常に多く、悩みを相談されることが多いです。
結論からお伝えすると職歴がなくても、正社員として採用されます。
特に「既卒」と呼ばれる卒業後3年以内の職歴のない人材は、厚生労働省の指導により「新卒扱いで就職させなさい」というお達しが出ています。
人事としても、人手不足と厚生労働省からの強い要請に応えるべく、既卒を新卒として採用するのが常態化していることを実感しています。
既卒に当てはまる人は就職難易度は高くないと言えるため、なるべく早くアクションを起こしましょう。
さらに、就職活動のテクニックを知っていれば内定率を倍増させることができます。
職歴なしから脱出したい方は、職歴なしでも就職を成功されるためのテクニックを伝授します。
「職歴なし」が就活で苦労する4個の理由
「職歴なしって、採用担当者からはどんな風に見られているんだろうか。否定されそうで怖い」という相談を良く受けます。
このような不安は実は採用担当者の胸のうちを知ることで、対応ができるようになります。
既卒が就活で苦労する点について解説します。
理由1:すぐ辞めると思われている
「合わない仕事だったらすぐに辞めたらいいかな」とアルバイト感覚で正社員の仕事を選ぶのではないかという懸念が既卒者にはあります。
就職意欲が旺盛であれば新卒で就職しているはずなので、就労意欲も疑われやすいです。
入ったら10年は勤務するという覚悟を見せるようにしてください。
理由2:業界分析・企業分析ができておらず仕事に対する理解がない
「本当にうちの会社に入りたいのかな」と思うような業界分析と企業分析をしている既卒の方が非常に多いです。
業界分析と企業分析をして、企業独自の強みを知るなどの情報収集の努力をしないと、就職活動はうまくいきません。
理由3:強み・やりたいことなど自己分析ができておらず受け答えが浅い
面接の場で、「結局、何を強みとしているんだろうか」というような受け答えをする既卒の方は非常に多いです。
自己分析をしっかりとしていないと、面接の場でうまく面接官に自分自身の強みを伝えることが出来ず、軸がブレた受け答えをしてしまいます。
職歴がない分、しっかりとした自己分析が必要です。
自己分析は苦手という人も、手順とポイントが分かれば簡単にできます。
理由4:最低限のビジネスマナー・コミュにケーション力がない
「面接のときにソワソワしたり、猫背なのが気になる。うなずくだけでハイともいわないし、返事もしっかりできない。挨拶もしない」という既卒の方は非常に多いです。
緊張しているのかも知れませんが、最低限のビジネスマナーとコミュニケーション能力がないと判断されると面接に落とされてしまいます。
挨拶を徹底することはもちろんのこと、コミュニケーションをしっかりと取るように努力してください。
20代の「職歴なし」は「新卒枠」を狙え!
卒業して3年以内の「職歴なし」の人材を新卒として採用する企業が増えています。
上述した通り、厚生労働省が就職氷河期に就職活動に失敗した若者への救済措置として、青少年雇用機会確保指針を発表したためです。
実際に以下のような企業が増えています。
- 新卒枠で既卒を募集している企業がある
- 30歳までは新卒扱いする企業も
この2点について解説します。
新卒枠として既卒を募集している企業は約70%もある
厚生労働省の調査資料によると、職歴のない卒業3年以内の若者を新卒採用枠で採用した企業は70%となっていることが分かります。
職歴のない卒業3年以内の人材を「既卒」と呼び、既卒は新卒として採用する企業が増えているのです。
人事としての採用現場からの実感としても、既卒だから新卒枠では採用しないというスタンスの企業は減ってきているため、非常に納得性の高いデータであるといえます。
昨今の少子高齢化の影響から新卒の採用が難しくなっているため、既卒で補っているということもこのデータから実感できます。
「30歳まで新卒」としている企業も
日経新聞によると、リクルートなどの大手企業を中心に「30歳まで新卒扱い」とする企業も増えています。
参考:30歳まで「新卒」 リクルートなど大手、採用広げる|日本経済新聞
他には、ヤフーやソフトバンクなどの大手企業も30歳までを新卒として採用しています。
大手企業だけではなく中小企業なども実は柔軟になってきており、20代であれば即座に正社員として採用したいというニーズが増えてきています。
それだけ若者が採用できないと嘆いている企業が多いということですね。
30代・40代の職歴なしの対処法
「若者の既卒は採用されることが分かったけれど、30代や40代はどうすればよいの」と悩んでいる方も多いです。
現実問題として、30代と40代の職歴なしの就職活動はかなり困難を極めます。
解決策として、これから紹介する方法をとってみてください。
まず就活の支援を受ける
登録できる就活支援の会社に登録してみるようにしてください。
年齢によっては35歳までが限界という会社もありますので、根気強く探すようにしてください。
人材不足の業界を中心に受ける
介護やタクシー、警備、工場などの人材不足の業界を受けるようにしてください。
特に介護は外国人を採用するなど、日本人でさえあれば採用したいと考える企業も増えています。
人手不足の業界を狙うことで30代や40代でも安定して就労できる正社員の仕事を得ることができます。
1日でも早く行動を起こす
30代、40代にもなって職歴がないのは致命的ですが、いまさら過去を振り返っても何も解決しません。
人生で一番若いのは今日であることを忘れず、使えるものはすべて活用して一日も早い再就職を目指して行動するようにしましょう。
日本は20代の職歴なしには非常に寛容ですが、30代以上で職歴なしになった瞬間に一気に冷たくなります。
30歳を超えて何をこれまでしていたのか、と人事も冷たくなるのが一般的なので、覚悟をもって就活を行う必要があります。
次は、職歴なしの既卒でも、正社員で内定を勝ち取る具体的な方法を解説します。
これをすれば必ず内定できますので、絶対に読んでいってください。
「職歴なし」でも正社員を勝ち取る方法は「就職支援✕行動力」
「職歴なしでは就活はかなり苦労するのが分かったけれど、具体的にどう行動すればよいのだろうか」と悩んでしまう方は多いです。
そのような方は就職支援を行ってくれる既卒専門の転職エージェントを活用しましょう。
本当に就職支援会社を活用するだけで内定まで一気に完結できるようなサービス内容になっています。
ポイント1:業界分析・企業分析の仕方を教えてもらえる
「受けてみたい会社があるのだけれど、実際はどんな会社なのだろう」と悩んでいる方は、就職支援会社を活用しましょう。
就職支援会社では、業界分析と企業分析の仕方を教えてもらえます。
ただ単にデータを引っ張り出してくるだけではなく、実際に企業の体質なども人事担当者や経営者と話し合っています。
そのため、詳細な業界分析と企業分析の仕方を教えてもらえます。
ポイント2:自己分析の仕方を教えてもらえる
「自分はいったい何をやりたいのかわからない」と悩んでいる若者は非常に多いですが、就職支援会社では自己分析を徹底的にサポートしてもらえます。
特に、どんな仕事がしたいのか分からないというような場合は絶対に就職支援会社のサポートを受けることをおすすめします。
既卒者の高校時代から遡り、エピソードを作成し、就職成功できるような自己分析をしてくれます。
ポイント3:履歴書の書き方や面接対策をしてもらえる
履歴書の書き方や面接対策を重点的に行ってくれます。
履歴書の書き方1つで書類選考通過率は変化しますし、面接での質問に対する上手な切り返し方法を指導してくれるため、内定率が確実に上がります。
面接官の質問への切り返し方1つで大きく印象は変わるため、重点的に指導を受けることをおすすめします。
ポイント4:「職歴なし」OKの求人を紹介してもらえる
就職支援会社では人材育成に前向きかつ、職歴なしでもOKの求人を紹介してもらえます。
自分だけで就活を行うと、職歴なしOKの求人を探すだけでも一苦労ですが、就職支援会社では、職歴なしOKの求人を探す手間がありません。
確実に内定を取れる企業の求人を受けることができるので、絶対におすすめできます。
ポイント5:行動力(挑戦✕行動量✕時間)で数をこなす
既卒は積極的に就職活動を行うことで活路が拓けます。
就職支援会社を活用し、自分でも既卒向け求人に応募するなど、挑戦をしましょう。
また、1社や2社ゆっくり受けるというスタンスではなく30社を受けるなどある程度まとまった数の求人を受けることも大切です。
次は、おすすめの転職支援サービスを紹介します。
本当によい会社ばかりなので、百聞は一見に如かずで、ぜひ、登録して会場で自己分析サービスや書類選考免除で30社一気に最終面接などを体験してみて下さい。
既卒者に強い転職支援サービス
「既卒向けの転職エージェントなんて多すぎてどれがいいかさっぱり分からない」と悩んでいる方は非常に多いです。
転職支援サービスは、自己分析の丁寧さで選ぶのが一番です。
結局、自己分析が曖昧だと入社して早期離職を招くためです。
おすすめの転職支援サービス2つを紹介させていただきます。
おすすめ1:就職カレッジ
就職カレッジは内定率80.3%、就職後の定着率は90%を超える既卒専門のエージェントです。
自己分析サービスは非常に優れており、なんと担当者が付きっ切りでメールや電話などで何度も自己分析のお手伝いをしてくれます。
また、基本的なマナーや面接対策を学ぶことができる1週間の就職講座を無料で1週間受講することができます。
しかも講座を修了すると、なんと書類選考免除で30社の企業の最終面接に挑むことができる特典があります。
既卒の就活を始まりから終わりまで、そして入社後までしっかりとフォローしてくれる信頼できるエージェントです。
>就職カレッジはこちらから
おすすめ2:ハタラクティブ
ハタラクティブは若手の強みを生かした転職に力を入れている既卒におすすめの転職エージェントです。
カウンセリングサポートも充実しているため自分に合った企業と出会える可能性が高くなっています。
「どんな職業が合うのか分からない」という方は一度相談してみてくださいね。
最後に、職歴なしが就活で苦労する理由について解説します。
ここさえしっかり対策すればいいというものばかりです。最後までぜひご覧ください。
>ハタラクティブはこちらから
まとめ
既卒とは学校を卒業したあと、一度も正社員として企業に就職したことのない人のことを指します。
職歴なしでも、20代であれば採用したいという企業は非常に多く、卒業後三年以内であれば95%の企業が採用をしたいと考えています。
職歴がなくとも、20代であれば、採用したいと考える企業があるため、過度に不安にならずに転職活動をしましょう。
また、就職支援会社を活用することで、内定率が80%を超えるため、積極的に就職支援会社を活用するようにしてください。