棚卸しバイトの仕事内容とは?メリット・デメリットや時給相場の全て

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棚卸しバイトの内容とは?メリット・デメリットや給料相場の全て

※記載内容は2023年11月時点の情報です。

棚卸しバイトの仕事とは、各お店の商品の在庫の数を数えることがメインです。

さらに時給が高めであり深夜帯となるとさらにプラスとなるので、がっつりと稼ぎたいという方にもおすすめです。

また、人との接触が比較的少ない仕事であるため、人と関わらない仕事を探している方にも向いています。

実際、仕事自体も単純であり誰でも0から始めることができる上にシフトなどにも都合がつけやすいという働き易さから人気もあり、自分に合った求人を見つけやすいのも特徴です。

そのため空いた時間にちょっと稼ぎたいという主婦や学生の春休み・夏休みのバイトに最適です。

ただ、どのような仕事にもデメリットはあります。

筆者が経験した注意点をまとめていますので、ぜひ最後まで一読してください。

なお、スキマ時間に稼げる単発バイトや短期バイトを探している方は、ランスタッドでの求人探しがおすすめです。

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棚卸しバイトの仕事内容

棚卸しバイトの仕事はとても簡単であり、各お店の商品の在庫の数を数えるだけです。

職場はアパレルショップや百貨店、スーパー、コンビニ、書店などさまざまで、私が在籍していた会社では前日に作業場と一緒に仕事をするメンバーを告げられ、当日に一度会社に集合。その後に会社の車で職場へと向かうという内容でした。

ちなみに、職場まで自宅から直行することも可能なこともあるので、その場合は就業先の会社に出社する必要がない分出勤が楽です。

職場に到着後は会話もなく商品の在庫をひたすら数える仕事が続きます。

後述しますが仕事が始まれば会話もないため、人と関わりたくない仕事を選びたい方にもおすすめです。

棚卸しバイトは簡単。専用端末に数を入力するだけ

棚卸しの仕事には専用の端末を使用します。

会社ごとで使用端末には差がありますが、一昔前のガラケーのような大きさと見た目をしており、操作方法も難しいものではないのですぐに慣れるでしょう。

端末の扱いさえ学んでしまえば後は楽で、

  • 端末で商品のバーコードを読み込む
  • 商品の在庫数を入力

という作業の繰り返しです。

作業時間は夜間がメイン

棚卸しバイトは商品の在庫を数える仕事です。

そのため、基本的には店舗が営業していない夜間~開店までの間が棚卸しバイトの勤務時間となります。

作業する店舗ごとで違いはありますが、だいたい20時~7時位が多かったです。

後述しますが、深夜作業の分、時給も高いです。

店舗の営業時間に左右され、同じ店舗でも時期などで違いが出てくるので勤務時間には結構ばらつきがありました。

ちなみに店舗や作業進行具合などで日中でも客の入りが少ない時間帯での作業をすることもありました。

繁忙期などには他のチームのヘルプ要請がある

棚卸しバイトは7月~8月、12月~3月が繁忙期となり、その時期になると人手が足りなくなるほど忙しくなります。

そのため、他の店舗で作業しているチームのヘルプに回らなければならないこともあります。

棚卸しバイトの給料相場

棚卸しバイトの給料は時給1,100円~1,400円くらいが相場となっています。

基本的に夜間~早朝の勤務となる棚卸しバイトはどの求人でも時給が高くなっている傾向にあります。

さらに繁忙期にもなると通常時の時給に100円~程度プラスとなる求人をよく見かけます。

とはいえ、棚卸しバイトの時給は日勤と夜勤で大きく変わります。

また、勤務地や仕事の内容によっても時給には違いがあります。

ここではそうした棚卸しバイトの時給の特徴についてお話していきます。

状況や仕事内容で時給は変わる。

棚卸しバイトの時給は以下の条件で差があります。

  • 日勤
  • 夜勤
  • 仕事場への移動時
  • 評価

それぞれについて詳しくご紹介していきます。

日勤

棚卸しは基本は夜勤が多いのですが日勤の場合もあります。

しかし夜勤と比べると時給は低く、相場は900円~1,000円となっており1,100円に届く求人は少ないです。

勤務時間も3時間~5時間程度しか働くことができないので日給も3,000円前後~頑張って5,000円に届く日があるかどうか・・といった感じです。

勤務日も週に2日~3日程度あれば良い方です。少ない場合は週に1日しか働けないこともあります。

このことから、日勤での棚卸しバイトの月収は15,000円~多くて40,000円程度となるのであまり稼げません。

ちなみに、先にお話した繁忙期以外ではこうした日勤になる企業が多いので、がっちりと稼ぎたいと考えている方は注意してください。

※あくまでも私の体験談であり、企業によっては一般的な繁忙期外でも常時夜勤の求人もあります。

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夜勤

棚卸しの基本勤務となります。

日勤と比べて体に負荷がかかる時間帯の勤務となるので時給も低くても1,100円~となっている求人がほとんどです。

しかも深夜手当てもつく(求人に掲載されている時給には手当て込みの場合あり)ので大きく稼げます。

基本的に夜勤は仕事量が多いので、フルタイムでの勤務はもちろん残業が発生することも珍しくありません。

繁忙期ともなれば毎日3時間程度、多い時では7時間以上も残業がありました。

また、ヘルプ(別項目で紹介記事あり)に入らなければならないこともあり、そうした場合だと10時間を超える・・なんてこともあります。

このことから日給も軽く10,000円を超えるので、月収20万円も難しくありません。

職場への移動時

棚卸しはあらゆる企業へと出向いての仕事となります。

そのため、棚卸し業者はいくつかの拠点を構えている場合が多いです。

その拠点の範囲内での仕事が基本となっているのですが、ちょくちょく別拠点の仕事が間に合わないという理由でヘルプに回らなければならないことがあります。

この場合、別拠点の管轄まで距離があることがあり、車での移動が基本なのですが数時間かかる場合があります。

棚卸しバイトはこうした移動時でも給料は支払われるのですが、通常の時給よりは減額されます。

私は通常時給が1,300円でしたが移動時は700円でした。

ちなみに、移動時での時給額は企業ごとで大きく変わり、通常時給の半額以下にまで減額されることもあるようです。

損をしないためにも就業前にしっかりと確認しておきましょう。

とはいえ、移動しているだけでお金が手に入ると考えればそれだけでおいしい話です。

評価

棚卸しバイトは仕事を続けていき、仕事内容について評価を得ることができれば時給がアップします。

時給アップの明確な基準はわかりませんが、欠勤なくまじめに仕事に取り組んでいれば難しくないでしょう。

しかも一度退職しても、再就職した場合は退職時の時給からスタートすることができるのも嬉しいポイントです。

※就業先の企業ごとで違いがありますのでこの点に関してもしっかりと確認しておきましょう。

棚卸しバイトのきついポイント

誰でもできる軽作業の棚卸しバイトですが当然きついと感じる部分もあります。

精神面、肉体面の両方で疲弊することも少なくありません。

そこで棚卸しバイトできついと感じるポイントを以下に紹介します。

  • 体調を崩しやすい
  • 長時間拘束される
  • 連勤が10日を超える
  • 集中力の持続が必要
  • 陳列にも気を配る
  • 移動が長い
  • 冷凍食品のカウント

それぞれについて詳しく解説していきます。

体調を崩しやすい

何度もお話しましたが棚卸しバイトは夜勤が基本です。

そのため昼夜逆転生活となりますので体内リズムが狂い、体調を崩しやすくなりがちです。

食事の摂り方や日中の就寝時の光の調節具合である程度は体内リズムの調整が可能ではありますが、人それぞれ差があるので慣れない方はかなり厳しいでしょう。

長時間拘束される

就業先の企業ごとで違いがあるものの、棚卸しバイトは日に10時間以上の勤務が当然のようにあります。

繁忙期ともなれば残業も多くなり、多い日には12時間~18時間もの間拘束されることもあります。

数時間ごとに10分程度の細かな休憩が入るものの、勤務時間が10時間を越えてからの仕事はかなりこたえます。

ここに夜勤を続けてきたことによる体力の消耗が重なり、より一層の疲労感を感じながらの仕事となります。

その分給料には大きく期待ができるのは魅力ですが体を壊してしまっては意味がありません。

連勤が10日を超える

夜勤の棚卸しはとにかく忙しく、連勤10日なんてこともざらです。

長期勤務のリーダー格やベテランともなると2週間以上も休みがないという方も少なくありませんでした。

逆に言えば、働きたいと願い出れば毎日でも可能ではあるのですが無理して稼いでも結果、体調を崩してしまい治療費に回ってしまうか、そもそも仕事そのものを続けられなくなってしまう可能性があります。

ちなみに、棚卸しバイトのシフトは事前に会社カレンダーに翌月の出勤希望日を書き込むのですが、基本的に夜勤(繁忙期)の棚卸しでは入れたシフトはほぼ受理されます。

しかしシフトを入れたが最後、早々に企業により予定が組まれてしまいます。

このため、体調不良や急な用事などで休みを申し出たら嫌な顔をされ、最悪の場合は評価を下げられてしまいます。

休暇申請は少なくとも1週間前にするようにしましょう。

※企業ごとで違いがあり、上記は私が経験した企業の中でも休暇に関してシビアな例です。他企業では前日に休暇申請しても問題なく受理されるということもありました。

集中力の持続が必要

棚卸しバイトはただただ数を数える仕事です。

資格も経験も必要のない単純すぎる仕事でとにかく飽きます。

作業時間も深夜がほとんどのため職場は静まりかえっており、眠気も相まって集中力が低下しやすいです。

集中力の低下は仕事でのミスに繋がるので注意が必要です。

棚卸しは作業後に最終確認をし、そこで問題が出ないことで初めて完了となります。

しかし、もしカウントミスがある商品が出てしまうとその商品がある棚の全ての商品もカウントし直しとなり大きなロスとなってしまいます。

こうしたロスは周りにも迷惑をかけることとなり、自分の評価も大きく下げることになってしまいますので差仕事中は常に集中力の持続が絶対となります。

陳列にも気を配る

棚卸しバイトは商品の陳列にも気を配る必要があります。

カウント後の商品がまばらに並んでいると見栄えが悪く、あまりにも酷いと作業した店舗側からクレームが来ることもあります。

信頼を欠くことになるので作業後の商品の整列も大事な仕事となります。

また、ただ綺麗に並べればいいというだけではなく、例えばスーパーなどでの食料品関連では賞味期限が近い物は手前に並べたり、商品名などのロゴが真正面に来るように配置するなどの配慮が必要となります。

難しい仕事ではありませんがこうした一手間は地味に負担となります。

ちなみに、こうした商品の賞味期限やロゴ関連でも指摘が多いと評価にひびくことがありますので注意しましょう。

移動が長い

棚卸しバイトはちょくちょく遠方へと出向くこともあります。

それこそ県外までに及ぶこともあり移動に時間がかかります。

移動は会社の車となり、仕事をする仲間と一緒に乗車するので車内はかなり窮屈です。

そんな身動きできない状態にあって、移動に3時間以上もかかるような場合は地獄です。

夏場の暑い時期などは気分が悪くなることもあり仕事どころではありません。

また、メンバーによっては会話が続かないという人もおり、サウナのような密室の中で会話もないままの数時間はもはや拷問です。

賃金こそ支払われるとはいえ、通常時給よりはるかに劣るのもきついです。

冷凍食品のカウント

スーパーやコンビニなどでの冷凍食品のカウントはかなりきついです。

ガンガンに冷え切っている冷凍庫内に上半身を投げ入れての作業となるので凍えます。

しかもその状態で氷のように冷たい冷凍食品を手に取り作業する必要もあり、痛みとかじかんでまともに動かせなくなり、その後の作業が困難になります。

自宅の冷凍庫内に氷があるかと思いますが、その氷の中に手を入れてみてください。

その状態のまま仕事をするようなものだといえばどんな感じか伝わるかと思います。

軍手を着用すれば多少ましにはなりますが1枚では効果が薄いため、2枚重ねて着用するのをおすすめします。

未経験でも出来る棚卸しバイトのコツ

棚卸しバイトはとにかく数を数える仕事ですがスピードも要求されます。

そのため1つ1つ数えていると時間がかかります。

そのため、カウントの際はある程度まとめて数を把握できるようになると楽になります。

例えばコンビニなどでお菓子などが12個ずつ収まる容器に入れられ、それが複数販売されていたとします。

カウントの際はそうした容器に空きがあった場合、別容器から補充することで12個のまとまりを作ります。

後は残った端数を数えるだけで全体的な数値が導き出せるので効率よくカウントすることができます。

その他にも、列ごとに何個商品が並んでいるか、それが何列あるのか・・などを把握することでその後の仕事が楽になります。

棚卸しバイトの服装

棚卸しバイトの服装は基本的には自由です。

上だけは会社が用意したジャンパーを着ての仕事となります。

しかし、自由とはいいましたがあまり派手なデザインのものは注意を受けることになるのでシンプルなシャツ、ボトムスがいいでしょう。

ダメージ加工などはNGとされていました。

他には、アクセサリー関連は全てNG。ネイルなども派手なもの、作業に支障があるようなものはNGとなっていました。

髪も奇抜なヘアスタイルはNGで、色についても茶髪まではOKですがその他の奇抜な染色はNGでした。

作業先の店舗スタッフと顔を合わせることもあり、仕事をするに不相応な身なりでは印象が悪くなってしまいますので服装に関しては割と細かく指示があった印象です。

棚卸しバイトはどんな人に向いているか

棚卸しバイトは数人でのチームを組んで仕事をすることになります。

とはいえ、一度仕事が始まれば誰と接触することもなく、会話もないのでコミュニケーションが苦手だという人には向いているでしょう。

仕事の時間帯も深夜が基本のため、作業員以外の人の目を気にする必要もなくかなり気楽です。

また、延々と数を数えていくだけなので黙々と同じ作業を繰り返すことを苦と感じない人にも向いている仕事です。

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棚卸しバイトのメリット

棚卸しバイトにはきつい部分もあればメリットといえるポイントもあります。

この項ではそんなメリットについてお話していきます。

棚卸しバイトのメリットには以下のようなものがあります。

  • 繁忙期を狙えばがっちり稼げる
  • とにかく仕事が簡単
  • 人との接触がほとんどないから気楽

それぞれについて詳しくお話していきます。

繁忙期を狙えばがっちり稼げる

先にもお話しましたが、棚卸しバイトは繁忙期ともなるととにかく忙しいです。

日の仕事時間も10時間~となることも頻繁であり、加えて高い時給、深夜帯の手当てのプラスの他、その気があれば週7勤務も可能ということで、月収は軽く20万円を超えてきます。

30万円に届くかどうかというくらい稼げることもあるのが魅力です。

とにかく仕事が簡単

とにかく仕事が簡単な棚卸しバイトは専門的なスキル、知識などが必要なく、事前の準備も何もなしでスタートすることができます。

ちなみに私が在籍していた当時、アルバイト初経験だという学生の方も多数活躍していました。

専用の端末の扱い方を覚える必要はあるものの、携帯電話などと比べればはるかに簡単です。

人との接触がほとんどないから気楽

かんたん作業であり、仕事も最初から最後まで1人だけで行うのでとにかく気が楽です。

他メンバーがいるものの皆も仕事に没頭しているので会話も一切ありません。

あるとしてもたまにリーダーに作業指示されるくらいであり、かなり自由でのびのびと仕事ができます。

深夜ということで街行く人の姿もないので、喧騒や人の目を気にしなくていいのも魅力です。

自分で移動可能な距離であれば会社に集合することなく自宅から職場まで直行でき、仕事が終わればそのまま帰れるいう点も気楽です。

棚卸しバイトの面接

棚卸しバイトの面接はかなり緩いです。

いってしまえば、企業が求める条件(1日の最低出勤時間、週の最低出勤日など)さえ満たしていればほぼ採用されるといっていいでしょう。

私の経験だと、電話連絡をした上で面接を受けることになったのですが、電話連絡の時点で勤務可能時間と週の出勤日を聞かれたので求人に掲載されていた企業側の希望に沿うような形で答えました。

すると、面接時にはいきなり書類を渡され、以降はその書類に沿って仕事の説明を聞かされました。

もちろん結果は採用であり、履歴書などは最後に軽く流し見された程度でした。

印象としては電話の時点でほぼ採用、面接で正式に可否を告げられたという感じでしょうか。

もちろんしっかりと面接を受けた後に合否の連絡が来るという企業もありましたが、それらも面接時は勤務時間と出勤可能日についての質問がメインであり、他には体調面や夜勤の経験の有無、無ければ深夜帯の仕事が可能かどうかといった棚卸しの仕事に関する質問がほとんどで、志望動機などの通常の面接であるような質問はありませんでした。

たまたま私が経験した企業がそうであっただけかもしれませんが、棚卸しバイトの面接はそこまで身構える必要は無いでしょう。

奇抜なファッションを控え、丁寧な応対をしていればパスすることは難しくないと思います。

稼げる棚卸しバイトの検索方法

棚卸しバイトは求人情報サイトでの検索がおすすめです。

特にタウンワークは求人件数も多く、棚卸しのような軽作業も数多く扱っているので希望に合った仕事を探しやすいです。

仕事に関する情報も細かく掲載されており、応募前に詳細を知ることもできるのが強みです。

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まとめ

いかがでしたでしょうか。

簡単、高時給の棚卸しバイトは誰にでもできるおすすめのお仕事です。

夜間の作業というデメリットこそあるものの、やはり高収入が見込めるのは大きな魅力です。

採用基準も緩く、仕事も合わなければすぐ辞めることも可能という働きやすさも嬉しいポイントです。

もしこの記事を見て興味が湧いたという方は、ぜひ経験してみてください。

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